トイレがつまった!スッポンがない時の代用法と自力で直せる限界サイン
- 本記事では、プロ直伝の自力解決法と、絶対にやってはいけないNG行動、そして放置すると危険な状況を解説します。
何が詰まったのかを先に見極めることで、正しい対処がすぐ分かる!
【原因別】プロが教える「自力で直せる」3つの解決策
・トイレットペーパー・排泄物による詰まりの対処法
便器内の水をバケツで汲み出して少なくし、40〜50度程度のお湯を高い位置から注ぎます(※熱湯は陶器が割れる恐れがあるため使用しないでください)。そのまま20〜30分放置してペーパーを十分にふやかしてから、ゆっくりと水を流します。
・水に流せるシート・掃除用品による詰まりの対処法
便器に食器用の中性洗剤を約100ml注ぎ、その後にお湯を入れて20分ほど待ちます。界面活性剤の働きで滑りが良くなり、詰まりが抜けやすくなります。
・道具がない場合の応急対処法
ラバーカップがない場合は、厚手のビニール袋を二重にして手に被せ、握り拳を作って排水口を「ゆっくり押し、素早く引く」動作を行います。即席のスッポンとして代用でき、詰まりの解消を試すことが可能です。
【警告】事態を悪化させる!やってはいけないNG行動
自分で解決vsプロの業者
| 比較項目 | 自分で解決 (DIY) | プロに依頼 |
|---|---|---|
| 費用目安 | 0円 〜 2,000円 | 8,000円 〜 20,000円 |
| 作業時間 | 30分〜数時間 | 20分〜1時間程度 |
| 成功率 | 溶けるもの限定 | 高(全原因に対応) |
| 清潔さ | 汚水が飛ぶリスクあり | 養生・除菌まで徹底 |
| 安心感 | 再発の不安あり | 原因特定と根本解決 |
※ 一時的に流れを良くするだけならDIYでも対応できますが、原因が分からないまま何度も繰り返すと被害や費用が膨らみがちです。汚水の飛散や再発の不安を避けたい場合は、原因特定から再発防止まで任せられるプロへの依頼が結果的に安心です。
賃貸物件でトイレ詰まりが起きた場合の注意点
・勝手に修理するとトラブルになることも
軽度な詰まりであっても、管理会社や大家さんへの連絡をせずに業者を呼ぶと、「事前連絡なし」と判断され、費用が補償されない可能性があります。
・原因によって負担者が変わる
トイレットペーパーの流しすぎなど入居者側の過失は自己負担、
配管の老朽化や構造的な問題であれば貸主負担になるのが一般的です。
・迷ったらまず管理会社へ
水が引かない、溢れそうなど緊急性が高い場合でも、
可能であれば管理会社・大家へ一報入れてから対応するのが安全です。
プロを呼ぶべき「限界サイン」
以下のような場合は、無理せずプロに相談することを推奨します。
以下の状態に当てはまる場合、自力で対処を続けるほど状況が悪化し、結果的に修理費が高額になる可能性があります。無理をせず、早めに専門業者へ相談しましょう。
おもちゃやスマホなどの固形物は、排水を物理的に塞いでいるため、家庭用の対処法では解消できません。プロによるローポンプ作業や、便器を取り外す作業が必要になります。
トイレ以外に、お風呂や洗面所の流れも悪い場合は、屋外の排水枡が詰まっている可能性が高いです。この場合は高圧洗浄など、専門的な設備による作業が必要になります。