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アンテナ工事

地デジ・BSアンテナ工事は自分でできる?「屋根からの転落リスク」と雨で映らなくなるDIYの限界

暮らしのお困り事アドバイザーManami 監修
2025年12月 最新情報
「台風でアンテナが倒れた…」「ケーブルテレビを解約してアンテナを立てたい」 アンテナ工事を業者に頼むと数万円かかりますが、ホームセンターで部材を買えば半額以下で済みます。

しかし、屋根の上は想像以上に高く、滑りやすい場所です。素人の屋根上作業は、命に関わる転落事故に直結します。 本記事では、安全にできる「ベランダ設置」の手順と、プロしか持っていない「レベルチェッカー」を使った精密調整の重要性について解説します。
この記事でわかること
  • 絶対にやってはいけない「屋根上のDIY」と滑落の危険性 ベランダ設置なら可能!スマホアプリを使った角度調整のコツ 雨の日にノイズが出るのはなぜ?プロの「受信マージン」調整 家の外観を損ねない「デザインアンテナ」と「屋根裏設置」

テレビが突然映らない時の緊急チェック3ステップ

・エラーコード「E202」を確認する

テレビが映らない時、画面に出るエラーコードを確認します。「E202(信号が届いていない)」の場合、アンテナの故障だけでなく、ケーブルの抜けや断線の可能性があります。

・ブースターの「電源」を確認

意外と多いのが「ブースター(増幅器)の電源切れ」です。ブースターの電源部はコンセントに挿さっていますが、掃除の際に抜けていたり、ブレーカーが落ちていることがあります。ここが通電していないと、家中のテレビが映りません。

・アンテナケーブルの再接続

テレビやレコーダーの裏側の端子が緩んでいないか確認します。また、地デジ(UHF)とBSの端子を逆に挿していないかもチェックしてください。

アンテナが原因?映らなくなる3つの理由

強風による方向ズレ

台風などの強風でアンテナの向きが数センチずれるだけで、受信感度は激減します。特にBS/CSアンテナは指向性が鋭く、1度ずれただけで全く映らなくなります。

周辺環境の変化(ビル・樹木)

設置当時は問題なくても、近所に高いビルが建ったり、庭の木が成長して電波を遮ることがあります。電波塔(スカイツリー等)の方向に障害物ができると、場所の移動が必要です。

4K8K放送の「電波漏洩」対策

新しい4K8K放送は周波数が高いため、古い分配器やケーブルから電波が外に漏れ出し、Wi-Fiなどに干渉することがあります。これを防ぐために、設備全体を「高シールド品」に変える必要があります。

初めてでもできるアンテナDIY設置3ステップ

1
ベランダ取付金具を設置

格子状の手すりや、コンクリート手すりに合った「取付金具」を用意し、水平器を使って真っ直ぐに固定します。ここが歪んでいると、角度調整がうまくいきません。


2
スマホアプリで「方向」を知る

「BSコンパス」などの無料アプリを使うと、現在地からアンテナを向けるべき方位と仰角(上下の角度)がわかります。まずはアプリに従って大まかな向きを決めます。


3
自己融着テープで「防水処理」

ケーブルの接続部分(コネクタ)に水が入ると、芯線が錆びてショートします。必ず、引っ張るとゴム化する「自己融着テープ」を巻き、その上からビニールテープを巻いて完全防水します。

Amazonやホームセンターで買えるDIYアイテム

平面アンテナ(デザインアンテナ)

【安全・美観】魚の骨のような形ではなく、壁面に設置するボックス型。風の影響を受けにくく、低い位置に設置できるため、DIYでの取り付け難易度が比較的低いです。 価格: 6,000円〜

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BS・110度CSアンテナセット(インジケーター付)

【セット品】アンテナ本体、取付金具、ケーブル、そして「簡易レベルチェッカー(音で電波を知らせる機械)」が入ったセット。これがあれば一人でも調整可能です。 価格: 10,000円〜

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S-5C-FB 同軸ケーブル

【必須規格】地デジ・BS・4K8K全てに対応した太くてノイズに強いケーブル。ホームセンターで切り売りやパック売りされています。 価格: 100円/m〜

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【警告】絶対にやってはいけないNG行動

屋根の上に登る(特にスレート・瓦)
絶対にやめてください。 屋根は苔や砂埃で非常に滑りやすく、プロでも専用の足袋や命綱を使います。数万円を節約するために、命をかける価値はありません。また、歩き方を知らないと瓦を踏み割って雨漏りの原因を作ります。
アンテナレベル(テレビ画面)だけで調整
テレビのレベル表示は「映るかどうか」の簡易的な目安でしかありません。プロは「BER(信号品質)」や「MER(変調誤差)」という数値を測定し、雨天時でもノイズが出ないギリギリの角度を探します。これができていないと、雨の日にブロックノイズだらけになります。
古いケーブル(3C・4C)を再利用する
昔の細い同軸ケーブル(3C-2Vなど)は、地デジや4K8K放送の高周波に対応しておらず、電波が減衰したり、外部ノイズを拾ってしまいます。配線は必ず「S-5C-FB」などの遮蔽性が高い規格品に交換してください。

自力で解決 vs プロの業者 比較表

比較項目 自分で解決 (DIY) プロに依頼
費用目安 10,000円 〜 20,000円 30,000円 〜 50,000円
設置場所 ベランダや手の届く壁面のみ。 屋根の頂上(最も電波が良い)、壁面の高所、または「屋根裏(屋内設置)」が可能。
耐久性(台風対策) 固定が甘く、強風で向きが変わったり落下するリスクがある。 ステンレスの支線(ワイヤー)や錆びにくい部材を使い、台風でもビクともしない強度で固定する。
保証 映らなくなったら自己責任。 施工後5年〜8年の「倒壊保証」や「受信保証」がついている業者が多く、万が一の際も無償で直してくれる。

プロに頼むべきサイン

以下のような場合は、無理せずプロに相談することを推奨します。

電波塔の方向に高い建物がある 重度

電波が遮断されている「弱電界地域」です。高性能なパラスタックアンテナを屋根高くに設置するか、ブースターで強力に増幅する必要があり、素人の調整では映りません。

屋根裏設置をしたい 重度

建物の外観を損ねず、台風の影響も受けない「屋根裏設置」が人気ですが、屋内は電波が弱くなります。プロの計測器で「受信可能なポイント」をピンポイントで探す必要があるため、DIYでは不可能です。

部屋の端子によって映らない 重度

「リビングは映るけど寝室は映らない」という場合、壁の中の配線や分配器のトラブルです。天井裏に入って配線をチェックする必要があり、電気工事の知識が必要です。

💡 プロからのアドバイス アンテナ工事で一番の失敗は、「DIYで途中までやって、怖くなって(または映らなくて)プロに頼む」パターンです。 これだと、無駄な部材費がかかる上に、中途半端に設置された金具の撤去費まで加算されます。

特に「屋根裏設置」は、台風でアンテナが倒れる心配がなく、家の外観もスッキリするため、近年非常に人気です。これはプロにしかできない施工ですので、新築やリフォームの際はぜひ検討してみてください。

よくある質問

Q. ケーブルテレビ(CATV)とアンテナ、どっちが得?
A. 長期的にはアンテナが得です。アンテナは初期費用(5〜10万)がかかりますが、月額料金は0円です。CATVや光テレビは初期費用は安いですが、月額(数百円〜数千円)が永遠にかかります。3年以上住むならアンテナがお得です。
Q. デザインアンテナは感度が悪い?
A. 魚の骨型(八木式)に比べると若干感度は落ちますが、ブースターを併用すれば強〜中電界地域(普通の住宅地)なら問題なく受信できます。山間部などでは八木式が推奨されます。
Q. 4K8Kを見るにはアンテナ交換が必要?
A. 地デジはそのまま見られますが、BS/CSの4K8K放送(左旋円偏波)を見るには、対応したアンテナ、ブースター、分配器、ケーブルへの全交換が必要になるケースが多いです。

「自分では難しい…」と感じたら
無理せずプロに相談しましょう

DIYでの失敗が悪化を招くこともあります。アンテナ工事の専門家が最短30分で駆けつけます。

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監修者
この記事を書いた人
暮らしのお困り事アドバイザーManami

10年間、生活のお困り事サービスサイトの運営に携わりお困り事アドバイザー&解決インフルエンサーとして活動しています。業界・ユーザーの双方の課題を解決してきた経験を基にわかりやすく情報を提供します。

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