中古エアコンのDIY取り付けは損をする?「真空ポンプ」の必須性と、素人が陥るガス漏れの罠
失敗すると「ガスが抜けて冷えない(修理費2万円〜)」か、「水漏れで部屋がカビだらけ」になります。 本記事では、DIYに必要な専門工具のコストと、中古エアコンを取り付ける前に確認しないと詰む「ポンプダウン」の条件について解説します。
- 工具代で赤字?エアコンDIYが「1台だけなら損」な理由 中古エアコンの命綱!「ポンプダウン」と「真空引き」の役割 ガス漏れ事故を防ぐ「トルクレンチ」と「新品配管」の重要性 無資格でやってはいけない「電圧切り替え」と「コンセント交換」
中古エアコンDIY設置の可否を判断するチェックリスト
・「ポンプダウン」されているか確認
最も重要です。前の家で取り外す際、室外機の中にガスを閉じ込める「ポンプダウン」作業が完璧に行われていましたか?もしガスが抜けた状態でパイプを切断していた場合、そのエアコンは空っぽです。取り付けても冷えません。
・電圧(100Vか200Vか)の確認
エアコンのプラグ形状と、部屋のコンセント形状が合っているか確認します。電圧切り替えやコンセント交換は「電気工事士」の資格が必要です。合わない場合は無資格でのDIYは不可能です。
・配管穴と「専用回路」があるか
壁に配管を通す穴が開いているか、エアコン専用のコンセント(ブレーカーから直結)があるかを確認します。穴あけや電気配線工事が必要な場合、DIYの難易度は跳ね上がります。
中古エアコン購入・移設で失敗しやすい3つのケース
ネットオークション・フリマでの購入
「取り外し済み」として売られているエアコンは、素人が適当に外してガスが抜けているケースが多々あります。安く買っても、取り付け後にガスチャージが必要になれば、新品を買うより高くなります。
引越しによる移設
引越し業者のオプション工事が高い(2万円〜)ため、自分でやろうとするケース。しかし、運搬中の振動で配管が折れたり、部品を紛失するトラブルが多いです。
知人から譲り受けた
「まだ使えるから」と貰ったものの、10年以上前の機種だと移設のショックで故障したり、電気代が高すぎて結局損をすることがあります。
エアコンDIYで最も失敗が多い重要工程
新品の銅管を適切な長さに切り、先端をラッパ状に広げる「フレア加工」を行います。専用のフレアツールが必要です。ここが歪んでいると100%ガス漏れします。
- 裏技: ホームセンターで「フレア加工済み」の配管セットを買うと、この工程をスキップできます。
室外機と室内機を繋いだ後、真空ポンプを接続して配管内の空気と水分を完全に抜きます(真空乾燥)。ゲージがマイナスで安定するまで15分以上行います。これが終わって初めて、室外機のバルブを開けてガスを流します。
壁の穴の隙間をパテで埋めます。最後に、室内機にコップ一杯の水を流し込み、外のドレンホースから水が出てくるか(水漏れしないか)を確認して完了です。
Amazonやホームセンターで買える!DIYアイテム
【推奨】真空ポンプ、トルクレンチ、フレアツールなどの必須工具を揃えると3〜4万円かかります。ネットで「3泊4日レンタル」などを利用すれば、5,000円〜1万円で揃えられます。 レンタル活用 価格: 6,000円〜(レンタル費)
【必須】銅管、電線、ドレンホースがセットになり、両端が加工済みのキット。これを使えば高価なフレアツールを買わずに済みます。3m、4mなど長さの種類があります。DIYの味方 価格: 5,000円〜
【必須】2分(細管用)と3分(太管用)の2本セットが必要です。カチッという音で規定の強さを知らせてくれます。ガス漏れを防ぐ命綱です。 タグ: 絶対必要 価格: 8,000円〜
絶対にやってはいけないNG行動
自力で解決 vs プロの業者 比較表
| 比較項目 | 自分で解決 (DIY) | プロに依頼 |
|---|---|---|
| 費用目安 | 15,000円 〜 25,000円 | 15,000円 〜 25,000円 |
| トータルコスト(1台の場合) | 工具レンタル+部材費で約1.5万円〜2万円。失敗時の修理費リスクあり。 | 標準取り付け工事で1.5万円〜2万円。ガス漏れ保証付き。 |
| ガス漏れリスク | フレア加工の不良や締め付け不足で、数ヶ月後にガスが抜けることが多い。 | 経験と専用工具で確実に施工し、万が一抜けた場合も保証で対応する。 |
| 美観(化粧カバー) | 蛇腹ホースがむき出しになりがち。カバーの取り付けは難易度が高い。 | 外壁の色に合わせた化粧カバーで、配管を真っ直ぐ美しく隠す。 |
プロに頼むべきサイン
以下のような場合は、無理せずプロに相談することを推奨します。
室内機が2階で、室外機を1階に置く場合、長い梯子での高所作業が必要です。配管の固定やカバーの取り付け中に転落する危険があるため、DIYでは不可能です。
配管が壁の中に埋め込まれているマンションなどの場合、配管の洗浄や溶接が必要になることがあります。高度な技術が必要なため、家電量販店の業者でも断るレベルです。空調専門業者に依頼してください。
エアコンが200Vで、コンセントが100Vの場合、分電盤での切り替え工事とコンセント交換が必要です。これは電気工事士の資格がないと違法になります。
よくある質問
「自分では難しい…」と感じたら
無理せずプロに相談しましょう
DIYでの失敗が悪化を招くこともあります。エアコン取付・工事の専門家が最短30分で駆けつけます。
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