窓リフォームは自分でできる?「内窓」DIYの手順と、絶対に外してはいけない「外サッシ」の境界線
実は、今ある窓の内側にもう一つ窓をつける「内窓(インナーサッシ)」なら、ドライバー1本でDIY可能です。 しかし、外側のアルミサッシ自体を交換しようとしたり、窓枠の腐食を塗装で誤魔化そうとすると、家の寿命を縮めることになります。 本記事では、DIYでできる「内窓」「窓枠補修」のテクニックと、国からの補助金を使ってお得にプロに頼むべきケースについて解説します。
- 採寸が命!ドライバー1本でできる「内窓」DIYの成功法則 ボロボロの窓枠が復活!「ダイノックシート」貼りの裏技 絶対に外してはいけない「外サッシ」と、雨漏りのリスク 実はプロがお得?「窓リノベ補助金」を使うとDIYより安くなる理由
内窓DIYで最初に確認すべき3つのポイント
・窓枠の「奥行き」を測る
内窓を取り付けるには、既存の窓枠(木枠)に「7cm以上の奥行き」が必要です。これより浅い場合、「ふかし枠」という部材を追加する必要があり、DIYの難易度が跳ね上がります。まずはここをチェックしてください。
・ミリ単位での「採寸」
内窓DIYの成功は「採寸」が100%です。窓枠の「上・中・下」の3箇所で幅を測り、一番狭い数値を採用します。1ミリでも大きいと枠に入らず、小さすぎると隙間風が入ります。メジャーをたるませないよう慎重に測ってください。
・クレセント(鍵)の干渉チェック
今ある窓の鍵(クレセント錠)が飛び出していると、新しくつける内窓とぶつかってしまいます。鍵のレバーを倒した状態で、何センチ飛び出ているかを確認し、干渉しないガラス戸を選ぶ必要があります。
内窓で一気に解決できる「窓まわりの3大悩み」
窓枠(木部)のシート剥がれ
最近の住宅の窓枠は、木ではなく「MDF(圧縮材)」に木目シートを貼ったものが主流です。結露の水分でシートがふやけて剥がれてくるのが定番の劣化です。DIYでカッティングシート(ダイノック等)を上貼りすれば新品同様になります。
寒さと結露(断熱不足)
「アルミサッシ+一枚ガラス」は、外の寒さをダイレクトに伝えます。これを解決するには、ガラス交換ではなく「内窓」をつけて空気の層を作るのが最もコスパが良い解決策です。
防音対策(騒音)
電車や車の音がうるさい場合も、内窓が最強の対策です。既存の窓と内窓の間隔を広めに取ることで、防音効果がさらに高まります。
週末でできる!窓の快適性を高めるDIY3ステップ
ネットでサイズオーダーした内窓キット(LIXILインプラスやYKKプラマードUなど)を取り付けます。
- 縦枠と横枠をビスで固定する。
- ガラス障子をはめ込む。
- 調整戸車で高さを微調整する。 ドライバー1本で約1時間で完了します。
剥がれた窓枠を補修します。
- 浮いている古いシートを全部剥がす。
- パテで段差を埋め、プライマー(接着剤)を塗る。
- リアテックやダイノックなどの建築用シートを貼り込み、角をドライヤーで温めて密着させる。
最も手軽な窓リフォームです。ホームセンターで「網」「押さえゴム」「ローラー」を買えば、1枚300円程度で張り替えられます。コツは「ゴムを角で少し余らせる」ことと「網を引っ張りすぎない(枠が歪むため)」ことです。
Amazonやホームセンターで買える!窓のDIYアイテム
絶対にやってはいけないNG行動
自力で解決 vs プロの業者 比較表
| 比較項目 | 自分で解決 (DIY) | プロに依頼 |
|---|---|---|
| 費用目安 | 20,000円 〜 50,000円 | 40,000円 〜 80,000円 |
| 内窓の精度・気密性 | 採寸ミスで隙間ができたり、入らなかったりするリスクがある(返品不可)。 | レーザー採寸で完璧なサイズをオーダーし、枠の歪みも「ふかし枠」やコーキングで調整して気密性を最大化する。 |
| サッシ交換(カバー工法) | 不可能。外壁工事が必要になる。 | 今あるサッシ枠の上から新しいサッシ枠を被せる「カバー工法」により、壁を壊さずに半日で最新の断熱サッシに交換できる。 |
| 補助金の活用 | 材料費のみで安く見えるが、国の補助金対象外になることが多い。 | 「先進的窓リノベ事業」などの大型補助金(工事費の50%〜相当)を使えるため、実質負担額はDIYと変わらないか、安くなる場合がある。 |
プロに頼むべきサイン
以下のような場合は、無理せずプロに相談することを推奨します。
結露ではなく、雨の日に窓枠の下から水が出る場合、外壁のコーキング切れや防水シートの不具合による「雨漏り」です。内装リフォームではなく、外装の防水工事が必要です。
戸車の調整や交換で直るレベルならDIY可能ですが、サッシ枠自体が建物の重みで歪んで(つぶれて)いる場合は直りません。カバー工法による枠ごとの交換が必要です。
ペアガラス(複層ガラス)の内部が曇ったり水滴がついている場合、封入ガスのシール切れ(寿命)です。修理はできないため、ガラス交換が必要です。
よくある質問
「自分では難しい…」と感じたら
無理せずプロに相談しましょう
DIYでの失敗が悪化を招くこともあります。窓リフォームの専門家が最短30分で駆けつけます。
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