窓ガラスのヒビ割れは「リペア」できる?車用補修キットが住宅で使えない理由と、交換までの正しい応急処置
無理に接着剤を流し込んでも、ガラス自体の重みや気温差による膨張・収縮に耐えられず、ある日突然バリーンと割れ落ちる危険があります。 本記事では、なぜ住宅ガラスは交換が必要なのかという理由と、ガラス屋さんが来るまでにヒビを広げないための「プロ流の応急処置」を解説します。
- 住宅ガラスは「リペア」できない!車用キットを使ってはいけない理由 ヒビ割れたらまず何をする?テープを使った正しい「応急処置」 火災保険が使えるかも?「熱割れ」や「不測の事故」の申請ポイント DIY交換できるのは「単板ガラス」だけ!ペアガラスがNGな理由
割れる前に止める!ガラスのヒビ発生時の緊急対応3ステップ
・ヒビに対して「直角」にテープを貼る
応急処置の鉄則です。ガムテープ(できれば養生テープ)を、ヒビの流れに対して「直角」に、数センチ間隔でペタペタと貼ります。ヒビを縫合するように固定することで、振動による拡大を防ぎます。
・落下防止に「ダンボール」を当てる
ヒビが貫通してグラグラしている場合、風圧で脱落する恐れがあります。屋外と屋内の両側からダンボールで挟み込み、ガムテープで枠に固定してください。万が一割れ落ちても破片が飛び散りません。
・加入保険の「免責金額」を確認
「熱割れ(自然に割れた)」や「突発的な事故(掃除中にぶつけた)」の場合、火災保険が使える可能性があります。ただし、「免責(自己負担)3万円」などの設定がある場合、修理代(2〜3万円)より高くなるため、自費の方が安いケースもあります。
自然に割れる?ぶつけた?ガラス破損の原因分類
熱割れ(ワイヤー入りガラスの宿命)
網入りガラスに特有の現象です。金属のワイヤーは熱しやすく冷めやすいため、冬の晴れた日などにガラスとの温度差で膨張し、内側からパキッと割れてしまいます。経年劣化の一種であり、防ぎようがありません。
サビ割れ(枠の劣化)
古い鉄筋コンクリートや鉄製サッシの場合、枠の内部の錆が膨らみ、ガラスを圧迫して割ることがあります。この場合、ガラスだけ替えてもまた割れるため、サッシ枠の修理も必要です。
カラスや飛び石による衝撃
何かが衝突した場合、ヒビではなく「クモの巣状」に割れます。破片が細かく飛び散っているため、掃除の際は底の厚い靴を履き、決して素手で触らないよう注意が必要です。
自分でできるガラス交換の流れと注意点
自分で交換する場合、オーダーガラスの発注が必要です。
- ガラスが見えている部分のサイズ(内寸)
- サッシに埋まっている部分(飲み込み代/通常各1cm前後)
- ガラスの厚み(3mm、5mmなど) これらを正確に測ります。
ホームセンターではガラスのカットをしていないことが多いため、ネットの「オーダーガラス専門店」で、サイズ指定してカット済みガラス(+周囲に巻くゴムパッキン)を購入します。
サッシ枠のビスを緩めて分解し、古いガラスを抜き取ります。新しいガラスにゴムパッキン(グレチャン)を巻き、枠にはめ込んでビスを締め直せば完了です。
Amazonやホームセンターで買えるDIYアイテム
絶対にやってはいけないNG行動
自力で解決 vs プロの業者 比較表
| 比較項目 | 自分で解決 (DIY) | プロに依頼 |
|---|---|---|
| 費用目安 | 5,000円 〜 10,000円 | 15,000円 〜 25,000円 |
| リペア(接着補修) | 不可能。接着剤を入れてもすぐに割れる。 | 住宅ガラスのリペアは行わない。「交換」のみ対応。 |
| 交換対応 | 単板ガラス(一枚板)なら可能だが、ガラスの処分に困る。 | 採寸から交換、廃材処分まで1時間程度で完了。ペアガラスや防犯ガラスも対応可能。 |
| 費用対効果 | 材料費5,000円〜1万円。手間と怪我のリスク大。 | 1.5万〜3万円(単板)。保険が使えれば実質0円の可能性も。 |
プロに頼むべきサイン
以下のような場合は、無理せずプロに相談することを推奨します。
2枚のガラスで構成されたペアガラスは、工場で密閉製造されるため、現場でのカットや1枚だけの交換はできません。メーカーへのオーダーメイドになるため、プロに依頼する必要があります。
大きなガラスは20kg以上の重さがあり、素人が持つとたわんで割れたり、足の上に落とす危険があります。一人での作業は不可能です。
脚立が必要な位置や、天窓のガラス交換は、落下リスクだけでなく雨漏り防止の防水処理(コーキング)技術が必要です。DIYの範疇を超えています。
よくある質問
「自分では難しい…」と感じたら
無理せずプロに相談しましょう
DIYでの失敗が悪化を招くこともあります。ガラス修理の専門家が最短30分で駆けつけます。
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