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ガラス修理

窓ガラスのヒビ割れは「リペア」できる?車用補修キットが住宅で使えない理由と、交換までの正しい応急処置

暮らしのお困り事アドバイザーManami 監修
2025年12月 最新情報
「窓に少しヒビが入っただけだから、接着剤で直せないかな?」 車のフロントガラスならリペアが可能ですが、結論から言うと、住宅の窓ガラスはリペアできません。

無理に接着剤を流し込んでも、ガラス自体の重みや気温差による膨張・収縮に耐えられず、ある日突然バリーンと割れ落ちる危険があります。 本記事では、なぜ住宅ガラスは交換が必要なのかという理由と、ガラス屋さんが来るまでにヒビを広げないための「プロ流の応急処置」を解説します。
この記事でわかること
  • 住宅ガラスは「リペア」できない!車用キットを使ってはいけない理由 ヒビ割れたらまず何をする?テープを使った正しい「応急処置」 火災保険が使えるかも?「熱割れ」や「不測の事故」の申請ポイント DIY交換できるのは「単板ガラス」だけ!ペアガラスがNGな理由

割れる前に止める!ガラスのヒビ発生時の緊急対応3ステップ

・ヒビに対して「直角」にテープを貼る

応急処置の鉄則です。ガムテープ(できれば養生テープ)を、ヒビの流れに対して「直角」に、数センチ間隔でペタペタと貼ります。ヒビを縫合するように固定することで、振動による拡大を防ぎます。

※ ヒビに沿って長く貼るのは強度が落ちるためNGです。

・落下防止に「ダンボール」を当てる

ヒビが貫通してグラグラしている場合、風圧で脱落する恐れがあります。屋外と屋内の両側からダンボールで挟み込み、ガムテープで枠に固定してください。万が一割れ落ちても破片が飛び散りません。

・加入保険の「免責金額」を確認

「熱割れ(自然に割れた)」や「突発的な事故(掃除中にぶつけた)」の場合、火災保険が使える可能性があります。ただし、「免責(自己負担)3万円」などの設定がある場合、修理代(2〜3万円)より高くなるため、自費の方が安いケースもあります。

自然に割れる?ぶつけた?ガラス破損の原因分類

熱割れ(ワイヤー入りガラスの宿命)

網入りガラスに特有の現象です。金属のワイヤーは熱しやすく冷めやすいため、冬の晴れた日などにガラスとの温度差で膨張し、内側からパキッと割れてしまいます。経年劣化の一種であり、防ぎようがありません。

サビ割れ(枠の劣化)

古い鉄筋コンクリートや鉄製サッシの場合、枠の内部の錆が膨らみ、ガラスを圧迫して割ることがあります。この場合、ガラスだけ替えてもまた割れるため、サッシ枠の修理も必要です。

カラスや飛び石による衝撃

何かが衝突した場合、ヒビではなく「クモの巣状」に割れます。破片が細かく飛び散っているため、掃除の際は底の厚い靴を履き、決して素手で触らないよう注意が必要です。

自分でできるガラス交換の流れと注意点

1
ガラスの厚みとサイズを測る

自分で交換する場合、オーダーガラスの発注が必要です。

  • ガラスが見えている部分のサイズ(内寸)
  • サッシに埋まっている部分(飲み込み代/通常各1cm前後)
  • ガラスの厚み(3mm、5mmなど) これらを正確に測ります。

2
ネットで「オーダーガラス」を注文

ホームセンターではガラスのカットをしていないことが多いため、ネットの「オーダーガラス専門店」で、サイズ指定してカット済みガラス(+周囲に巻くゴムパッキン)を購入します。


3
サッシを分解して入れ替える

サッシ枠のビスを緩めて分解し、古いガラスを抜き取ります。新しいガラスにゴムパッキン(グレチャン)を巻き、枠にはめ込んでビスを締め直せば完了です。

⚠️ 注意:ペアガラスや大型ガラスはDIY不可です。

Amazonやホームセンターで買えるDIYアイテム

ガラス補修テープ(透明)

【応急処置】普通のセロハンテープより分厚く、耐候性がある屋外用テープ。ヒビの上に貼ることで、雨風を防ぎ、ヒビの進行を遅らせます。 まずはこれ 価格: 500円〜

詳細を見る
防犯フィルム(飛散防止)

【安全確保】ヒビが入ったガラス全体に貼ることで、万が一脱落した際に破片が飛び散るのを防ぎます。交換までの期間が空く場合は貼っておくと安心です。 安全対策 価格: 1,500円〜

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耐切創手袋(ケブラー手袋)

【必須】ガラスを扱う際は、軍手では不十分です。カッターの刃も通さない「耐切創(たいせっそう)」規格の手袋を必ず着用してください。 タグ: 身を守る 価格: 800円〜

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絶対にやってはいけないNG行動

車用の「ガラスリペアキット」を使う
車の合わせガラスと違い、住宅用ガラス(フロートガラス)にレジンを注入しても強度は戻りません。むしろ、注入時の圧力でヒビが一気に広がり、その場で粉砕するリスクが高いです。絶対に流用しないでください。
瞬間接着剤を流し込む
瞬間接着剤はガラスには効きません。乾くと白く濁って見た目が汚くなる上に、ガラスの表面張力が変わって、かえって割れやすくなります。後で交換する際にガラス屋さんが手を切る原因にもなります。
ヒビ割れた部分を強く押す
掃除の際についグッと押してしまいがちですが、ヒビが入ったガラスの強度はゼロに等しいです。軽く押しただけで崩れ落ち、手首の動脈を切る大事故に繋がります。絶対に触れないでください。

自力で解決 vs プロの業者 比較表

比較項目 自分で解決 (DIY) プロに依頼
費用目安 5,000円 〜 10,000円 15,000円 〜 25,000円
リペア(接着補修) 不可能。接着剤を入れてもすぐに割れる。 住宅ガラスのリペアは行わない。「交換」のみ対応。
交換対応 単板ガラス(一枚板)なら可能だが、ガラスの処分に困る。 採寸から交換、廃材処分まで1時間程度で完了。ペアガラスや防犯ガラスも対応可能。
費用対効果 材料費5,000円〜1万円。手間と怪我のリスク大。 1.5万〜3万円(単板)。保険が使えれば実質0円の可能性も。

プロに頼むべきサイン

以下のような場合は、無理せずプロに相談することを推奨します。

ペアガラス(複層ガラス)である 重度

2枚のガラスで構成されたペアガラスは、工場で密閉製造されるため、現場でのカットや1枚だけの交換はできません。メーカーへのオーダーメイドになるため、プロに依頼する必要があります。

サイズが畳一畳以上ある 中度

大きなガラスは20kg以上の重さがあり、素人が持つとたわんで割れたり、足の上に落とす危険があります。一人での作業は不可能です。

高所・天窓のガラス 重度

脚立が必要な位置や、天窓のガラス交換は、落下リスクだけでなく雨漏り防止の防水処理(コーキング)技術が必要です。DIYの範疇を超えています。

💡 プロからのアドバイス ガラスのヒビは「生き物」だと思ってください。 朝は3cmだったヒビが、昼間の太陽熱で温められ、夕方冷え込む頃には30cmに伸びている、なんてことはザラにあります。 「まだ落ちないだろう」と放置するのが一番危険です。 交換するまでの間、必ずテープで固定し、カーテンを閉めて、万が一割れ落ちた時の飛散を防いでください。そして、怪我をする前にガラス屋さん(または保険会社)に電話することをお勧めします。

よくある質問

Q. 賃貸ですが、バレないように自分で直せますか?
A. やめてください。ガラスにはメーカーの刻印や微妙な色味の違いがあり、退去時にバレて高額請求されるリスクがあります。管理会社に正直に話し、指定業者に直してもらうのが一番安上がりです。
Q. 網入りガラスの網だけ切って捨てるのは大変?
A. 非常に危険で大変です。ガラスの中に鉄線が入っているため、割ってもバラバラにならず、金切りバサミでワイヤーを切断する必要があります。処分はプロに任せるべきです。
Q. 強化ガラスは割れますか?
A. 割れますが、粉々に砕け散ります(粒状になる)。ヒビが入って止まるということはなく、一点に衝撃が加わると全体が崩壊します。DIY交換はできません。

「自分では難しい…」と感じたら
無理せずプロに相談しましょう

DIYでの失敗が悪化を招くこともあります。ガラス修理の専門家が最短30分で駆けつけます。

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監修者
この記事を書いた人
暮らしのお困り事アドバイザーManami

10年間、生活のお困り事サービスサイトの運営に携わりお困り事アドバイザー&解決インフルエンサーとして活動しています。業界・ユーザーの双方の課題を解決してきた経験を基にわかりやすく情報を提供します。

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