窓フィルムは自分で貼れる?断熱・防犯DIYの落とし穴と、ガラスを破壊する「熱割れ」の恐怖
しかし、安易に「断熱フィルム」を貼った結果、温度差に耐えられずにガラスが勝手に割れる事故が多発しています。 また、防犯フィルムは非常に分厚く、素人が貼ると空気が抜けきらずに白く濁ってしまうことも。 本記事では、DIYで失敗しないための「水貼り」のコツと、絶対に貼ってはいけない「ガラスとフィルムの組み合わせ」について解説します。
- 洗剤選びが命!フィルムを貼る時に「保湿成分」がNGな理由 網入りガラスに貼ると割れる?DIY最大のタブー「熱割れ」の仕組み ガラス表面のゴミを削ぎ落とす「スクレイパー」の重要性 厚手の防犯フィルムは一人では無理!プロとの仕上がりの差
窓ガラスフィルムDIYで失敗しないための事前チェック
・自宅のガラス種類を確認
最も注意が必要です。「網入りガラス(ワイヤー入り)」と「ペアガラス(複層)」は、熱割れのリスクが極めて高いです。通常の断熱フィルムや黒いスモークフィルムを貼ることは原則NGです。「網入り・ペアガラス対応」と明記された専用品以外は貼らないでください。
・洗剤は「成分」を見て選ぶ
施工液(スプレーする水)には台所用洗剤を混ぜますが、「手に優しい」「保湿成分入り」の洗剤はNGです。成分が接着剤を邪魔して、フィルムが滑りすぎたり、後で剥がれてきます。昔ながらのシンプルな「中性洗剤(チャーミーグリーンやママレモン等)」を使ってください。
・部屋を「加湿」してホコリを落とす
フィルム貼りの最大の敵は「空気中のホコリ」です。作業前には霧吹きで空中に水を撒き、浮遊しているホコリを床に落としてください。エアコンや扇風機も風でゴミが舞うため、作業中は停止します。
目的別で見る窓ガラスフィルムの種類とリスク
夏の暑さ(遮熱対策)
日射熱をカットする「遮熱フィルム」や「ミラーフィルム」を貼るケース。エアコンの効きが良くなりますが、ガラス自体が熱を持つため、熱割れリスクが最も高い施工です。
空き巣対策(防犯フィルム)
窓ガラスを割って侵入する手口(打ち破り)を防ぎます。ただし、ホームセンターの薄い「防災フィルム(飛散防止)」では防犯効果は低く、認定品の「CPマーク」対応レベルの厚みが必要です。
目隠し(プライバシー)
隣の家や道路からの視線を遮るために、透明ガラスをすりガラス調にするリフォーム。これは熱割れリスクが比較的低く、DIY初心者にもおすすめの施工です。
初心者でも失敗しない窓ガラスフィルムDIY手順
施工液(水+洗剤数滴)を吹きかけ、スクレイパーでガラス全面を削るように掃除します。その後、ゴムワイパーで水を切ります。これを2回繰り返し、チリ一つない状態にします。
フィルムの裏紙(セパレーター)を剥がしながら、糊面にもたっぷりと施工液をスプレーします。ガラス面にもスプレーし、ビシャビシャの状態でガラスに乗せます。これで位置合わせが自由になります。
画像: (スキージーで水を押し出す) 本文: 位置が決まったら、フィルムの表面にもスプレーし(滑りを良くするため)、スキージー(ヘラ)を使って、中心から外側に向かって水と空気を強く押し出します。
- コツ: 力を入れすぎるとフィルムが破れるので、一定の力で動かします。
Amazonやホームセンターで買える!DIYアイテム
【必須】ガラス掃除の必需品。プラスチックのヘラではなく、金属製の刃がついたものを使ってください。こびりついた汚れが面白いほど取れます。プロの道具 価格: 500円〜
詳細を見る
画像: (持ち手がついたゴムワイパー) 説明: 【水抜き用】プラスチックの硬いヘラだとフィルムに傷がつきます。プロはウレタンゴム製のスキージーを使いますが、DIYなら窓掃除用のゴムワイパーでも代用可能です。傷防止 価格: 1,000円〜
画像: (ポンプがついたスプレー) 説明: 【効率化】何度もトリガーを引く霧吹きは指が疲れます。ポンピングして連続噴射できる園芸用の加圧スプレーがあると、均一に水をかけられ、作業が劇的に楽になります。 あると便利 価格: 1,500円〜
絶対にやってはいけないNG行動
自力で解決 vs プロの業者 比較表
| 比較項目 | 自分で解決 (DIY) | プロに依頼 |
|---|---|---|
| 費用目安 | 3,000円 〜 10,000円 | 10,000円 〜 15,000円 |
| 熱割れ計算 | DIY: 勘で選ぶしかない。「網入りだけど透明だから大丈夫だろう」と貼って割りやすい。 | 施工前に「熱割れ計算(シミュレーション)」を行い、このガラスにこのフィルムを貼っても安全か、数値で判定してから施工する。 |
| ゴミ・気泡の混入 | どんなに気をつけても、微細なホコリや抜けきらない水が残る。 | 徹底した養生とスピード施工で、ゴミの混入を極限まで減らす。 |
| 防犯性能(CPマーク) | 認定施工ではないため、警察庁認定の「CPマーク」シールは貼れない(保険適用外になることも)。 | 「防犯フィルム施工技能者」が貼ることで、公的な防犯性能を証明できる。 |
※ 遮熱・断熱: 12,000円 〜 18,000円/㎡
防犯(厚手): 18,000円 〜 25,000円/㎡
プロに頼むべきサイン
以下のような場合は、無理せずプロに相談することを推奨します。
表面がザラザラしたガラスには、通常のフィルムは貼れません。「型板ガラス専用フィルム」が必要ですが、気泡が入りやすく難易度が高いです。
脚立に登っての水貼り作業は、足元が濡れて滑りやすく非常に危険です。また、大きなフィルムは重さで垂れ下がってくるため、一人での作業は不可能です。
「泥棒に入られたくない」という明確な目的がある場合、DIYの貼り方では端から剥がされたり、強度が不十分な場合があります。プロに依頼し、クレセント錠の交換(補助錠)とセットで行うのが確実です。
よくある質問
「自分では難しい…」と感じたら
無理せずプロに相談しましょう
DIYでの失敗が悪化を招くこともあります。窓フィルムの専門家が最短30分で駆けつけます。
ガラス交換・修理のプロに相談する(無料見積もり) »