キッチンシンクの排水が遅い・流れない原因
キッチンシンクの排水つまりは、食材カス、油脂、野菜くず、コーヒーかすなどが原因で起こることが多いです。特に油は冷えると固まり、パイプ内にこびりつくため、時間が経つと流れが急に悪くなります。
軽度のつまりは自力解消可能
少量のつまりであれば、熱湯を注ぐだけで油脂が溶けて流れることがあります。また、重曹＋酢を使った化学反応で汚れを浮かせる方法も有効です。
重曹＋酢でできる具体的な手順
1. シンクに水を少し溜める
2. 重曹（大さじ2杯程度）を排水口に投入
3. その上から酢（100～150ml程度）を注いで泡立つのを10分ほど待つ
4. 沸騰した熱湯を約1リットルずつゆっくり流し入れる
この手順を試しても流れが戻らない場合は、次のワイヤーブラシを使った方法を検討しましょう。
ワイヤーブラシ（ドレンクリーナー）の使い方
1. 排水トラップを外せる場合は外して直接ワイヤーを奥まで入れ、汚れをかき出します。
2. トラップが外せない場合でも、ワイヤーを排水口に差し込んで奥まで押し込み、汚れに当たったら前後に動かして絡め取ります。
3. 作業後は、先ほどの重曹＋酢の手順か熱湯を再度流して最終チェックを行いましょう。
頑固なつまりは業者依頼がベスト
上記手順で改善しない場合、異物が深部で詰まっているか、経年劣化による内部腐食が原因の場合があります。その際は、専門業者による高圧洗浄が必要です。費用相場は以下の通りです。
・軽度高圧洗浄：10,000～15,000円程度
・深刻な油脂固着／腐食除去：15,000～25,000円程度
・夜間・休日対応：追加3,000～5,000円程度
まとめ
キッチンシンクの排水が遅いときは、まず熱湯や重曹＋酢で化学的に解消を試みましょう。ワイヤーブラシでの手動除去も有効ですが、長年放置された油脂や経年劣化の場合は専門業者の高圧洗浄が必要です。自己流で無理をせず、適切な方法を選択しましょう。
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