蛇口からの水圧が急に弱くなった原因
キッチンの蛇口やシャワーの水圧が弱くなる原因として、以下が考えられます。
1. 給水管内の錆やスケール(ミネラル汚れ)の堆積
2. 吐水口(エアレーター)の目詰まり
3. 止水栓が完全に開いていない
4. 給湯器の圧力不足
吐水口(エアレーター)の掃除方法
蛇口先端のエアレーター(網目状フィルター)がミネラル分で詰まると、水が細かく噴き出さず弱くなります。マイナスドライバーでエアレーターを外し、酢水(酢:水=1:1)に15分程度浸け、その後歯ブラシで汚れをこすり落として元に戻すだけで、水圧が復活することが多いです。
止水栓や給水配管の確認手順
1. キッチン下の止水栓を確認
キッチンのシンク下にある止水栓が半開きになっていると、水圧が低くなる場合があります。
2. 止水栓が固い場合は潤滑剤を使用
長年動かしていないと固着するため、スプレータイプの潤滑剤を少量吹きかけ、ゆっくり回すことで開閉しやすくなります。
3. 給水管の錆やスケールを確認
布を濡らして給水管を拭き、タオルに茶褐色の汚れが付く場合は内部にスケールが蓄積している可能性があります。業者による配管洗浄が必要です。
給湯器の水圧が原因の場合
シャワーや蛇口のほか、浴室のシャワーでも水圧が弱い場合は、給湯器の圧力調整が必要かもしれません。給湯器の取扱説明書を参照し、圧力調整バルブを適正値に設定しなおすことで改善する場合があります。
専門業者に依頼する目安と費用相場
自力での掃除や調整で改善しない場合は、以下のような対応が必要です。
・配管内のスケール除去(配管高圧洗浄):15,000~25,000円程度
・給湯器の圧力調整や修理:8,000~15,000円程度
・止水栓交換:5,000~8,000円程度
・夜間・休日対応:追加で3,000~5,000円程度加算
まとめ
キッチン蛇口の水圧が弱くなったら、まずエアレーターの掃除と止水栓の開閉確認を行いましょう。それでも改善しない場合は、配管内のスケール除去や給湯器の点検が必要かもしれません。早めに専門業者に相談し、適切な修理を行うことで快適な水回りを維持できます。



