外壁塗装・修理を自分でやるには?専門家が教える費用節約ガイド

外壁塗装とは?適切なタイミングや基本知識

外壁塗装・修理を自分でやるには?専門家が教える費用節約ガイド

外壁塗装や軽微なひび割れ補修は、プロに頼むと㎡あたり2,500~4,000円、30坪(約100㎡)で税込100万円前後かかることも。そこで「DIYでどこまで節約できるか」を、専門家目線で詳しく解説します。

1. 自己解決は可能?

外壁塗装のうち「部分補修」「タッチアップ塗装」「ひび割れ(クラック)補修」は、適切な下地処理と工具があればDIYでも対応可能です。
ただし、全面塗り替えや高所足場が必要な工事は、安全性・技術面で専門業者を推奨します。

2. DIYのメリット・デメリット

メリット

  • コスト節約:材料費+道具レンタルで20~30万円程度。業者依頼と比較すると50〜70%の節約が見込めます。
  • 好きなタイミングで作業:天候に合わせて柔軟に作業スケジュールを組めます。

デメリット

  • 仕上がりムラのリスク:ローラーの塗りムラや塗料ののりムラが出やすい。
  • 耐久性低下:下地処理不足で塗膜剥離や再塗装サイクルが短くなる可能性があります。
  • 安全面の懸念:高所作業での転落や脚立の設置不良による怪我リスク。

3. DIYに必要なものと選び方

専門家おすすめの道具と材料選定ポイントです。

  • ひび割れ補修材(エポキシ系):住宅診断で多用される「エポキシ樹脂パテ」は耐水性・耐候性に優れ、再割れを防ぎます。
  • コーキング材+ガン:変成シリコーン系を選ぶと、10年以上の耐久性が期待できます。
  • 塗料:シリコン塗料なら10~15年、フッ素塗料なら15~20年の耐用年数(JIS規格試験値)を基準に選定。
  • ローラー・刷毛:ナイロン混毛ローラー(毛丈12mm前後)で凹凸に塗料が行き渡ります。
  • 足場代替:DIY用に150cm程度の脚立+滑り止めマットを用意し、安全確保を徹底。
  • 養生シート・マスキングテープ:窓まわりや基礎をしっかり養生し、塗料飛散を防止。

4. 業者依頼と比較した節約シミュレーション

100㎡(30坪)を対象に、部分補修+部分塗装をDIYした場合と業者依頼した場合を比べます。

  • 業者依頼:㎡単価3,000円×100㎡=30万円(下地補修・足場別途 +50万円)→ 計80万円
  • DIY:
    ・エポキシパテ:5,000円
    ・シーリング材:8,000円
    ・シリコン塗料(15kg缶×2):40,000円
    ・ローラーセット:3,000円
    ・脚立レンタル&マット:10,000円
    → 合計約66,000円

結果:80万円 → 約7万円と、約90%のコストダウンが可能です。ただし作業時間は約3~4日かかります。

5. まとめ

外壁の小規模修繕とタッチアップ塗装は、正しい材料選定と下地処理、養生さえ行えばDIYで大幅なコスト削減が可能です。ただし、安全性や耐久性を重視する全面塗り替えや高所作業は、プロの技術と保証を活かせる業者依頼をおすすめします。

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