和式から洋式便器への交換&ウォシュレット取り付けDIY完全ガイド
対象読者: 古い和式トイレを洋式便器に交換し、さらにウォシュレット(温水洗浄便座)も設置して快適にしたいと考えるDIY愛好家向けの記事です。 「配管や電気工事はちょっと不安…」という方にも、手順と注意点を丁寧に解説します。
① 自作・DIYで解決する方法はあるのか?
和式→洋式交換、そしてウォシュレット取り付けは、配管の位置や電源確保などの前提が合えば、“準備さえ整えば基本的にDIY可能”です。 ただし、以下の条件を満たすことが重要です:
- 床排水または壁排水の選定(既存配管の種類に合った便器を選ぶ)
- 電源(コンセント)設置位置の確保(ウォシュレット用に屋内コンセントが必要)
- 工具・材料の扱いに慣れていること
② 必要な道具・材料
- 洋式便器セット(排水ソケット・便器本体・便座付属)
- ウォシュレット(温水洗浄便座)
- フレキシブルホース・給水管部材
- 電動ドリル+コンクリート用ドリルビット(床固定用)
- モンキーレンチ、プライヤー、水平器
- シーリング材(防水パテ)、シリコンシーラント
- マスキングテープ、養生シート
- 延長コード、防水コンセントボックス
③ 入手先と相場
- ホームセンター(カインズ、コーナン等):便器本体 2~3万円、温水便座 1.5~3万円
- ネット通販(Amazon、楽天):配管部材やシーラント類は 5,000~8,000円
- 電動ドリルなど工具は購入またはレンタル(1日千円前後)
④ 具体的手順と注意点
-
既存和式便器の撤去
注意: 床タイルを割らないよう慎重に脱着。廃材は粗大ゴミ扱い。 -
排水ソケットの取り付け
手順: 床下の配管に合わせソケットを接続。水平器で傾きを確認。 注意: 接合部のシーリングはしっかり行い、水漏れ防止を。 -
洋式便器の仮置き・水平調整
手順: 便器をソケットにはめ込み、付属ボルトで仮締め。 注意: 床と便器の隙間はパッキン材で密封。 -
便器固定&シーリング
手順: 床に付属ボルトでしっかり固定後、外周をシリコンシーラントで充填。 注意: シーリングは乾燥時間を守ること。 -
給水管・止水栓の接続
手順: フレキホースで止水栓から便器タンクへ給水接続。 注意: パッキンの向き・Oリングの劣化に注意し、漏水テストを実施。 -
ウォシュレット用電源確保
手順: 延長コードを用い、防水コンセントボックスへ接続。 注意: 漏電遮断機(ELB)付きコンセントを推奨。 -
ウォシュレット本体取り付け
手順: 付属金具で便座に固定し、給水ホースを接続。 注意: 機種により給水圧力要件が異なるため仕様確認を。 -
動作確認・調整
手順: 水漏れ・噴射位置・温水温度をチェック。 注意: 初回使用前に十分に空気抜きを行う。
⑤ DIY vs 専門業者のメリット・デメリット比較
| DIY | 専門業者 | |
|---|---|---|
| 時間 | 2日程度(養生・乾燥含む) | 1日作業 |
| コスト | 部材+工具レンタル¥5~8万円 | ¥10~15万円(工賃含む) |
| 確実性 | 技術に依存(失敗リスクあり) | 保証付き |
| 耐久性 | シーリング品質による | 高品質施工 |
⑥ まとめ
DIYで和式→洋式+ウォシュレット設置は、十分な準備と正確な手順の理解があればコストを抑えて実現可能です。 ただし、水漏れや電気工事が絡むため不安がある方は専門業者への依頼も検討

