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費用はガラスの種類や大きさ、複層構造か単板か、網入りか否かによって変動しますが、おおよその目安は以下のとおりです：

• 単板ガラス（3mm厚・30cm×30cm程度）：2,000円～4,000円程度
• 複層ガラス（ペアガラス・断熱タイプ・30cm×30cm程度）：5,000円～8,000円程度
• 網入りガラス（6mm厚・30cm×30cm程度）：6,000円～10,000円程度
• 防犯ガラス（合わせガラス・防音タイプ・30cm×30cm程度）：10,000円～15,000円程度

※上記にはガラス本体と施工費（出張費・工賃含む）が含まれます。サイズが大きい場合や特殊加工が必要な場合は追加料金が発生することがありますので、必ず現地見積もりを依頼してください。

複層ガラスは二枚のガラスの間に空気層やアルゴンガス層を封入し、断熱・防音性能を高めたガラスです。交換時のポイントは以下のとおりです：

• 既存の枠やサッシが複層ガラス用かどうかを確認。専用のサッシでなければ、枠ごと交換が必要になる場合があります。
• 室内側と室外側の見た目を考慮し、交換後も違和感がないようにガラス厚や仕上げを選定。
• 断熱・結露防止性能を維持するため、ガス封入がきちんと行われている製品を選ぶ。
• 施工時間は単板ガラスよりやや長く、30cm×30cm程度のガラスであれば45分～1時間程度が目安。

冬場の暖房効率向上や結露対策を重視する場合には、複層ガラス交換を検討しましょう。

割れたガラスを素手で触ると大けがの恐れがあるため、以下の手順で安全に片付けてください：

• 厚手の革手袋や軍手を着用し、安全眼鏡やマスクを着用する。
• 割れた破片を無造作に集めず、新聞紙や厚紙で大きめの破片から慎重に包み込む。
• 細かい破片はほうきとちりとりで掃き取り、掃除機を使う場合はペーパーなどを敷いてから行う。
• 集めたガラスを丈夫な袋（厚手のビニール袋、ダンボール箱など）に入れ、「ガラス注意」などの貼り紙をして廃棄。

ただし、高所の窓ガラスや大型の割れにはDIYは危険ですので、無理をせずに専門業者に片付け・交換を依頼してください。

多くの火災保険・住宅総合保険には、落下物や飛来物によるガラス破損、盗難被害による損壊などが補償対象として含まれています。ただし、補償対象となる条件や金額上限は契約内容によって異なりますので、以下を確認しましょう：

• 「風災・雹（ひょう）災・雪災」など自然災害によるガラス破損が補償されるか
• 「破損原因」の詳細な定義（経年劣化は対象外、飛来物による破損のみ対象など）
• 免責金額や自己負担額の設定
• 補償限度額と、それを超えた場合の自己負担額

保険会社へ連絡し、事故番号や写真、被害状況を提出するとスムーズに保険金請求手続きが進みます。契約内容を確認のうえ、必要書類を準備してください。