電池は“種類でルールが違う”——乾電池／ボタン・コイン電池／小型充電式電池に分け、電極をテープで絶縁し、正しい回収ルートへ。 間違えると発火・環境汚染のリスク。今日から“電池マスター”になろう！
今日からあなたも「電池マスター」！
“燃えないゴミにポイッ”は絶対ダメ。ゴミ収集車火災の原因にも。種類・絶縁・回収ルートの3点セットが基本です。
電池の「種類」を知るのが第一歩
一次電池：乾電池（マンガン／アルカリ）
- 使い切りタイプ。自治体で扱いが分かれる（資源・有害・不燃など）。
- 絶縁テープは鉄則（ショート＝発熱・発火防止）。
小型の強者：ボタン電池／コイン電池
- ボタン電池：SR/LR/PR等。裏面に「B」マークが目印（専用回収）。
- コイン電池：CR等。リチウム含有で発火リスク、自治体の有害系回収へ。
二次電池：小型充電式電池（Li-ion／NiMH／Ni-Cd）
- スマホ・PC・電動工具・モバイルバッテリー等に内蔵。
- JBRCリサイクルマークが目印。専用ボックスへ。
【種類別】これで安心！正しい処分・リサイクル方法
乾電池（マンガン・アルカリ）
- 電極を個別にテープで絶縁（＋／− を覆う）。
- 自治体ルールに従い、資源／有害／不燃で回収。回収ボックスのある地域も。
ボタン電池・コイン電池
- まずは絶縁。
- ボタン電池（Bマーク）：時計店・補聴器店・家電量販店等の回収缶へ。
- コイン電池（CR）：自治体の有害系回収へ（乾電池とは別扱いが多い）。
小型充電式電池（リチウムイオン等）
- 絶縁は最重要。特にリチウムはショート→熱暴走の危険。
- JBRC回収協力店のリサイクルボックスへ（家電量販店・ホームセンター等）。
- モバイルバッテリーも同ルート。本体に膨らみがある場合は店頭で申告。
本体一体型バッテリーは？
電動歯ブラシ・加熱式たばこ等、取り外せないものは小型家電リサイクルへ。
メーカー独自回収がある製品はその指示に従う。
なぜそこまで？間違った捨て方のキケン
| リスク | 内容 |
|---|---|
| 火災 | ショート→発熱・発火。特にリチウムイオンは熱暴走で消火困難。収集車・処理施設で火災事例が多発。 |
| 環境汚染 | 古いボタン・Ni-Cd 等の有害物質が土壌・水へ。適正回収が必須。 |
| 資源損失 | リチウム・コバルト・ニッケル等のレアメタルを回収できず、採掘負荷だけ増大。 |
今日から実践！ネクストアクション
- 自治体サイトで乾電池／コイン電池の出し方を確認。
- JBRC・ボタン電池回収推進センターの回収店検索をブックマーク。
- 家の中に“絶縁済み一時保管箱”を設置（透明ケース等）。
- 使い終わったら「その場でテープ」——後回し禁止を合言葉に。
- 家族にも共有して、混入ゼロを目指す。
FAQ：よくある質問
なぜ電極にテープを貼るの？
金属接触によるショート（短絡）を防ぎ、発熱・発火を抑えるため。特にリチウムは必須。
乾電池は燃える／燃えないゴミで出せる？
自治体差が大きい。原則は分別回収（資源・有害等）。必ず地域ルールを確認し、絶縁して排出。
スマホやモバイルバッテリーは？
JBRC回収または自治体の小型家電リサイクル。分解は危険・禁止。
ボタン電池とコイン電池の見分け方は？
型番と裏面マークで判別：SR/LR/PR＝ボタン（Bマーク）、CR＝コイン（Bマークなし）。
膨張している電池（パック）はどうする？
持ち運び厳重注意。穴あけ・圧迫・曲げ厳禁。店頭で状態を伝え、専門回収へ。
参考情報
- お住まいの自治体：「電池 捨て方」「小型家電リサイクル」で検索
- 一般社団法人 JBRC（小型充電式電池の回収協力店検索）
- ボタン電池回収推進センター（Bマーク回収缶の設置店検索）
地域ルール・回収対象は随時更新されます。最新情報の確認をお忘れなく。
