コウモリ・ハト駆除を自分でやるには?専門家が教える費用節約ガイド
コウモリやハトがベランダや屋根裏に営巣すると、フン尿による衛生被害や建材の腐食が深刻化します。業者に依頼すると15万~30万円かかる場合もありますが、出入口封鎖や簡易ネット設置はDIYで対応可能です。本記事では「DIY可否」「メリット・デメリット」「必要道具」「節約シミュレーション」を専門家視点で詳しく解説します。
1. 自己解決は可能?
DIYで対応できる主な作業は次の3点です:
- 一方通行フラップの設置(コウモリ):侵入口にだけ出口を残し、再侵入を防ぐ。
- ハト除けネット・ワイヤー設置:軒下やベランダ周囲に耐候性ネットを貼り巡らす。
- 糞尿清掃・簡易消毒:専用洗浄剤と消毒剤で衛生環境を回復。
ただし、巣材の完全除去や高所作業、法令(鳥獣保護法)対応が必要な場合は専門業者に依頼してください。
2. DIYのメリット・デメリット
メリット
- 材料費のみ:一方通行フラップ5,000円、ネット&ワイヤー15,000円程度。
- 迅速対応:侵入口を発見次第、その日のうちに封鎖作業を開始可能。
デメリット
- 取り付け不備:ネットの隙間や固定不良があると侵入を許してしまう。
- 清掃不十分:糞尿の残留がダニ・カビ発生を招くため、専門的消毒が望ましい。
- 法令違反リスク:保護対象種のコウモリは勝手な駆除が禁止される場合あり。
3. 必要なものと選び方
- 一方通行フラップキット:ステンレス製で耐久性のあるものを選定。
- 耐候性防鳥ネット:目合い25mm前後、紫外線劣化に強いポリエチレン製。
- ステンレスワイヤー&結束バンド:ネット固定用、屋外で錆びにくい仕様。
- 糞尿用洗浄剤・中性消毒剤:酸性汚れに強い洗浄剤とノロウイルス抑制効果のある消毒剤。
- 脚立・安全ロープ・ヘルメット:高所作業の安全を確保する必須装備。
4. 業者依頼と比較した節約シミュレーション
ベランダ周囲ネット設置+コウモリ出入口封鎖+糞清掃をDIYと業者で比較:
- 業者依頼:
・ハト除けネット設置:1式20万円
・コウモリ封鎖工事:1式8万円
・清掃・消毒:1式5万円
→ 合計33万円 - DIY:
・一方通行フラップ:5,000円
・防鳥ネット+ワイヤー:15,000円
・結束バンド・工具:3,000円
・洗浄剤・消毒剤:4,000円
・脚立&安全具レンタル:5,000円
→ 合計約32,000円
結果:約33万円 → 約3.2万円と、約90%のコストダウンが可能です。
5. まとめ
コウモリ・ハト駆除の出入口封鎖やネット設置、簡易清掃はDIYで大幅に費用を抑えられます。ただし、巣材の除去や深刻な衛生被害、法令対応が必要な場合は必ず専門業者に相談し、安全かつ合法的に対策を進めましょう。




