朝玄関の鍵を挿しても回らない…そんなときは焦らず以下の対処法を試してみましょう。自力で対処できない場合は無理せず業者に依頼するタイミングも解説します。
1. 鍵穴に潤滑剤（シリコンスプレー・グラファイトパウダー）を吹き付ける
長年使用していると内部に埃や錆がたまり、ピンが固着して回りにくくなることがあります。市販のシリコンスプレーやグラファイトパウダーを鍵穴に吹き付け、鍵を数回抜き差しするとスムーズになる場合があります。
2. 鍵の先端部分をチェックする
鍵自体が摩耗していると、ピンがかみ合わずに回らないことがあります。鍵先端の形状が歪んでいないか、ひび割れやねじれがないか確認し、傷や摩耗がひどい場合は合鍵作成を検討しましょう。
3. 冬季の凍結対策
寒い時期は錠本体に結露が発生し、凍結して鍵回りが固まることがあります。ライターなどで鍵を温めつつ（直接鍵穴に熱がかからないよう注意）、凍結を溶かすと正常に回ることがあります。
4. 異物混入チェック
鍵穴内に砂や小さなゴミが入り込むと、鍵を差し込んでもピンが正しく動かず回らなくなる場合があります。細い針金や鍵穴専用ピックで、異物をそっと取り除いてみましょう。ただし無理に突っ込むと内部を傷つけるため注意が必要です。
5. 隣接箇所のゆがみ・ドア枠の変形
ドア枠や扉自体が歪むと錠が噛み合わず、鍵が回りにくくなることがあります。ドアを数センチ開けて鍵を回すか、室内側から押し込むようにドアを調整しながら回してみると開錠できることがあります。
業者に依頼すべきタイミング
- 上記対処法を試しても開かない場合：無理に強く回すと鍵が折れる恐れがあるため、業者に連絡。
- 鍵が途中で折れた場合：内部に鍵先端が残っていると自力で取り出せないため、専門業者をすぐに呼ぶ。
- 深夜や緊急時：生活に支障が出る場合は24時間対応の業者をすぐに手配。
- ドアや錠前に異常があると感じた場合：シリンダー本体の故障や内部部品の破損が疑われるので、早めに相談。
鍵が開かないと感じたら、まずは上記の対処法を順番に試してみましょう。自力で解決できないと判断したら、深夜早朝対応可の業者を呼ぶことをおすすめします。
