アライグマ・イタチ・ハクビシン駆除を自分でやるには?専門家が教える費用節約ガイド
アライグマやイタチ、ハクビシンによるゴミ荒らしや屋根裏侵入の被害は、業者に頼むと10万~30万円かかるケースが一般的。しかし、侵入口の封鎖や忌避剤設置など、一部作業は自分で対応できます。本記事では「DIY可否」「メリット・デメリット」「必要道具」「節約シミュレーション」を専門家視点で解説します。
1. 自己解決は可能?
DIYで対応可能なのは次のステップです:
- 侵入口の封鎖:軒下や壁面の隙間を金網・シーリング材でふさぐ。
- 忌避剤・超音波装置設置:常設型忌避剤や超音波で再侵入を防ぐ。
- 現場清掃・消毒:糞尿や汚れを除去し、二次被害を予防。
生け捕りワナや高所の屋根裏作業、動物の安全配慮が必要な捕獲は専門業者に依頼を推奨します。
2. DIYのメリット・デメリット
メリット
- 資材費のみ:金網やシーリング材、忌避剤購入で3万~5万円程度。
- 即日対応:被害を確認後、すぐに封鎖と忌避策を実施可能。
デメリット
- 完全封鎖困難:細かい隙間を見落とすと再侵入リスクあり。
- 動物への配慮不足:誤って傷つけたり、挟まれ事故の危険。
- 持続性低下:忌避剤は効果が低下するため、定期補充が必要。
3. 必要なものと選び方
- 金網(ステンレス網目1cm):齧られ耐性が高いタイプ。サイズは侵入口に合わせてカット。
- 変成シリコーンシーリング材:耐候・防水性に優れ、隙間を長期間封鎖。
- 忌避剤(ペレット型+液剤型):屋根裏と地上部に分けて設置し、2種を併用すると効果持続期間が6ヶ月以上に。
- 超音波装置:メーカー公称:半径5m範囲まで忌避可能。定期的な位置調整がポイント。
- 保護手袋・ゴーグル・マスク:糞尿やホコリを扱う際の衛生対策。
4. 業者依頼と比較した節約シミュレーション
一戸建て屋根裏+軒下までの侵入口封鎖・忌避対策をDIYと業者で比較:
- 業者依頼:
・封鎖工事:8万~12万円
・忌避・清掃:5万~8万円
・出張費・消費税:3万~5万円
→ 合計約20万~25万円 - DIY:
・金網・シーリング材:1.5万円
・忌避剤セット:1万円
・超音波装置:1.5万円
・保護具:0.5万円
→ 合計約4.5万円
結果:約20万 → 約4.5万円と、約78%のコストダウンが可能です。
5. まとめ
侵入口封鎖や忌避策、清掃はDIYで大幅節約できますが、捕獲器設置や動物取り扱いは専門技術が必要です。自己解決はあくまで初期対応とコスト抑制策として活用し、本格的な捕獲や高所作業は信頼できる業者に任せましょう。




