屋根・雨漏り修理を自分でやるには?専門家が教える費用節約ガイド
雨漏り修理は「放置すると建物構造に深刻なダメージ」を招くため、緊急対応が必要です。業者に頼むと小規模補修でも5万~10万円、全面補修なら50万~150万円が相場。DIYで対応できる範囲を知り、コストを抑えつつ安心・確実な修理を実現しましょう。
1. 自己解決は可能?
DIY向きなのは以下の軽微補修です:
- 瓦のひび割れ・パテ補修(Vカット+シーリング)
- 雨樋の清掃・ブラシ通しで詰まり除去
- 谷樋・軒先への防水テープ貼り付け
ただし、防水シート(ルーフィング)の全面張替えや棟板金交換、大規模下地処理は高度な技術と足場が必要。専門業者に依頼してください。
2. DIYのメリット・デメリット
メリット
- 材料費だけ:コーキング材や補修テープで1万~2万円程度。
- 即日対応:詰まりや小さな割れは、発見後すぐに修理を開始できます。
デメリット
- 再漏水リスク:下地が劣化している場合、表面補修だけでは効果が短命。
- 安全面:屋根上作業、特に雨後の滑りやすい瓦上は転落事故の危険が高い。
3. 必要なものと選び方
- Vカット工具(カッター+スクレーパー):ひび割れ部をV字にカットし、シーリング材の密着性を高めます。
- 変成シリコーンシーリング材:耐水・耐候性が高く10年以上の耐久性を誇ります。
- 防水テープ(ブチル/ウレタン系):谷樋や軒先の一時的防水に有効。自己粘着型を選ぶと作業が楽に。
- 高所用脚立&安全ベルト:3点支持を保つためのハーネス付き安全帯と滑り止め付き脚立。
- 雨樋クリーニングブラシ・高圧洗浄機(レンタル):樋内部のゴミ・苔をしっかり除去し、水勾配を確保。
4. 業者依頼と比較した節約シミュレーション
一般的な小規模雨漏り修理(割れ補修+雨樋清掃)をDIYと業者で比較します:
- 業者依頼:
・Vカット+シーリング:㎡2,000円×3㎡=6,000円
・雨樋清掃:1式15,000円
・足場代:1日30,000円
→ 合計約51,000円 - DIY:
・Vカット工具+スクレーパー:3,000円
・シーリング材2本:10,000円
・防水テープ:2,000円
・脚立&安全ベルトレンタル:5,000円
・ブラシ+手動清掃:1,000円
→ 合計約21,000円
結果:約5.1万円 → 約2.1万円と約60%のコストダウンが可能です。
5. まとめ
小さなひび割れ補修や雨樋の詰まり解消はDIYで十分対応可能。ただし、防水層の劣化や大規模な下地不良がある場合は、専門業者による診断と工事が必要です。自己解決はあくまで緊急対応と費用節約策として活用し、構造的な問題はプロの技術に任せましょう。



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