ハウスクリーニングは自分でどこまでできる?エアコン・換気扇の「分解洗浄」の限界とプロの技
プロに頼むと数万円かかりますが、道具さえ揃えれば自分でもある程度は綺麗にできます。しかし、一歩間違えれば「エアコン火災」や「故障」を招く危険な作業でもあります。 本記事では、ホームセンターの道具でできる「プロ級DIY掃除」のコツと、絶対に手を出してはいけない分解禁止エリアについて解説します。
- エアコン火災を防ぐための「養生」と「電装部保護」の鉄則 スプレー缶では落ちない汚れを落とす「蓄圧式噴霧器」の使い方 換気扇のギトギト油を「お湯とつけ置き」で攻略する方法 壊す前に諦めるべき「お掃除機能付き」エアコンの分解リスク
エアコン掃除で必ず押さえるべき「基本3原則」
・フィルターとカバーを「お風呂場」で洗う
最も基本かつ効果的な作業です。フィルターと外装カバーを外し、お風呂場で中性洗剤と柔らかいスポンジを使って洗います。これだけで風量が回復し、電気代の節約になります。
・徹底的な「養生(ようじょう)」
プロと素人の最大の違いは「養生」です。洗剤や汚水が壁や床、エアコンの電装部に飛ばないよう、マスカー(テープ付きビニール)で周囲を完全に覆います。掃除の成功は養生で8割決まります。
・コンセントを抜き、ブレーカーを落とす
水や洗剤を使う作業です。万が一、内部の基板に水がかかった時のショートや感電を防ぐため、必ず電源プラグを抜き、可能であればエアコンのブレーカーを落としてから作業してください。
家庭では手が届きにくい“見えない汚れ”の正体と原因
エアコン内部の「結露とカビ」
冷房を使うと内部で結露水が発生します。暗くて湿った内部はカビの天国。特に風を送る「シロッコファン」にホコリとカビが積層すると、部屋中にカビの胞子を撒き散らすことになります。
換気扇の「酸化した油」
料理の油煙は、換気扇内部で冷えて固まります。時間が経つと酸化して樹脂のように硬くなり、塗装と一体化してしまいます。こうなると、普通の洗剤では歯が立ちません。
浴室エプロン内の「隠れカビ」
お風呂の浴槽の側面(エプロン)の裏側は、湿気がこもりやすくカビとヌメリの温床です。ここを掃除しないと、いくら表面を洗っても浴室全体がカビ臭いままです。
プロが実践する、頑固汚れを落とす3ステップ洗浄法
洗剤は「アルカリ電解水」がおすすめです。泡立たないので濯ぎが楽で、素材を傷めにくいです。蓄圧式噴霧器(加圧ポンプ)に入れて、フィンやファンにまんべんなく吹きかけ、15分ほど放置して汚れを浮かせます。
洗剤で浮いた汚れを水圧で洗い流します。ケルヒャーなどの高圧洗浄機は水圧が強すぎてフィンを曲げてしまうため、蓄圧式噴霧器のノズルを「直射」にして、根気よく汚れを押し流します。
換気扇のファンは、60℃のお湯を入れた厚手のゴミ袋に、酸素系漂白剤(オキシクリーン等)や重曹を溶かし、ファンを1時間つけ込みます。油が熱とアルカリで乳化し、ペロッと剥がれるようになります。
Amazonやホームセンターで買えるお掃除アイテム
【必須】手動でポンプを加圧して水を噴射する道具。エアコン掃除の必需品です。ペットボトルにつける簡易タイプではなく、ホース付きのタンクタイプが作業しやすくおすすめです。 DIY必需品 価格: 2,000円〜
: 【専用養生】エアコン本体に被せて、汚水を下のバケツに誘導する専用カバー。Amazonなどで千円程度で買えます。自作のゴミ袋養生より圧倒的に安全で漏れません。 水漏れ防止 価格: 1,500円〜
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【洗剤】界面活性剤を含まないため、洗剤残りの心配が少なく、濯ぎが簡単です。油汚れやカビ汚れ(タンパク質)を分解する力も強く、ハウスクリーニング向きです。 濯ぎが楽 価格: 500円〜
詳細を見る【警告】絶対にやってはいけないNG行動
自力で解決 vs プロの業者
| 比較項目 | 自分で解決 (DIY) | プロに依頼 |
|---|---|---|
| 費用目安 | 3,000円 〜 6,000円 | 10,000円 〜 25,000円 |
| 洗浄圧(水圧) | 蓄圧式噴霧器やスプレーでは水圧が弱く、奥の汚れを押し出せない。 | エアコン専用の高圧洗浄機を使用し、裏側の汚れまで貫通させて洗い流す。 |
| 分解範囲 | カバーとフィルターを外すのが精一杯。 | ドレンパン(水受け)や送風ファンまで分解して取り外し、丸洗いする完全分解洗浄が可能(※業者による)。 |
| 防カビ・抗菌 | 洗って乾かすだけ。 | 洗浄後に防カビコーティング(チタンや銀イオン)を施し、カビの再発を長期間防ぐオプションがある。 |
プロに頼むべきサイン
以下のような場合は、無理せずプロに相談することを推奨します。
前述の通り、分解難易度が非常に高いです。無理にカバーを外そうとすると、ツメが割れたり、センサー配線を断線させて動かなくなるリスクがあります。迷わずプロに依頼してください。
油汚れが接着剤のように固まり、固定ネジが回らなくなっています。無理に力を入れるとモーターの軸が歪んで故障します。プロはヒートガン等で温めて緩めます。
内部のカビやホコリが限界まで蓄積し、剥がれ落ちてきています。表面の洗浄だけでは取りきれないため、高圧洗浄機による徹底洗浄が必要です。
よくある質問
「自分では難しい…」と感じたら
無理せずプロに相談しましょう
DIYでの失敗が悪化を招くこともあります。エアコンクリーニングの専門家が最短30分で駆けつけます。
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