キッチンの排水溝つまり・逆流を自分で直す!油汚れを溶かす「お湯」と「圧力」の極意
「洗い物をしていたらシンクに水が溜まってきた…」「排水溝から下水のような悪臭がする…」 その原因、実は数年かけて蓄積した「油汚れ」かもしれません。 キッチンの排水管は、流した油が冷えて固まり、まるで動脈硬化のように管を塞いでしまうのです。
この記事のポイント
- 本記事では、固まった油を溶かす正しい「お湯」の使い方と、タオル1枚でできる強力な「水圧押し出し法」など、業者を呼ぶ前に試すべき解決策を徹底解説します。<br />
⚡ QUICK ACTION
ゴミ受けとワントラップを外し、排水口にタオルを詰めてお湯を溜めたうえで、ラバーカップ(スッポン)で圧をかけて詰まりを動かすことで改善することがあります。
排水溝つまり・逆流を自分で直すDIY解決手順
1
液体パイプクリーナー(水酸化ナトリウム)で溶かす

油汚れを化学分解するには「水酸化ナトリウム(アルカリ性)」の濃度が1%以上の強力な洗剤を選びます。たっぷり注いで30分〜1時間放置し、その後大量の水で流します。
2
真空式パイプクリーナーを使って吸い出す

薬剤で油を柔らかくした後、真空式ポンプで強力に吸引します。トイレのスッポンよりも吸引力が強く、お椀型のカップがキッチンの排水口にフィットしやすいためおすすめです。
3
ワイヤーブラシで削り落とす

柔らかくなった油汚れを、配管掃除用のワイヤーブラシ(スネークワイヤー)で物理的に削り落とします。
⚠️ 注意:ジャバラホースを傷つけないよう、専用のブラシを使用し、無理に押し込まないでください。
やってはいけないNG行動
熱湯(100℃)を直接流す
「油は熱湯の方が溶ける」と思いがちですが、キッチン下の排水ホース(塩ビやジャバラ管)の耐熱温度は60℃前後です。熱湯を流すとホースが変形・破損し、床下での深刻な水漏れ事故を引き起こします。
ワイヤーハンガーで無理に突つく
キッチンの排水ホースは薄くて柔らかい素材(ジャバラホース)が多いです。硬い針金を無理に通そうとすると、カーブ部分で突き破って穴を開けてしまうリスクが高いです。
大量の油をそのまま流す
揚げ油の処理はもちろん、ラーメンの残り汁や、フライパンについた油も、そのまま流せば配管内で冷えて「白い固形物」になります。必ずキッチンペーパーで拭き取ってから洗う習慣をつけてください。
自分で解決vsプロの業者
| 比較項目 | 自分で解決 | プロに依頼 |
|---|---|---|
| 費用目安 | 500円 〜 | 15,000円 〜 |
| 油汚れの除去率 | 薬剤で表面を溶かすか、穴を開けて通水させる程度。壁面の油は残る。 | 高圧洗浄機を使用し、配管の内側にこびりついた油の塊を粉砕して洗い流す。 |
| 作業範囲 | シンク下のジャバラホース付近までしか届かない。 | 床下の配管から、屋外の排水マス、本管合流部まで長く洗浄できる。 |
| 水漏れリスク | 接続部を緩めてしまったり、ホースを破損させて水漏れを起こすリスクがある。 | 破損リスクを回避し、万が一の漏水時も対応・保証がある。 |