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キッチン・排水溝つまり

キッチンの排水溝つまり・逆流を自分で直す!油汚れを溶かす「お湯」と「圧力」の極意

暮らしのお困り事アドバイザーManami 監修
2025年12月 最新情報
「洗い物をしていたらシンクに水が溜まってきた…」「排水溝から下水のような悪臭がする…」 その原因、実は数年かけて蓄積した「油汚れ」かもしれません。 キッチンの排水管は、流した油が冷えて固まり、まるで動脈硬化のように管を塞いでしまうのです。

この記事でわかること
  • 本記事では、固まった油を溶かす正しい「お湯」の使い方と、タオル1枚でできる強力な「水圧押し出し法」など、業者を呼ぶ前に試すべき解決策を徹底解説します。
⚡ まずはこれだけ ゴミ受けとワントラップを外し、排水口にタオルを詰めてお湯を溜めたうえで、ラバーカップ(スッポン)で圧をかけて詰まりを動かすことで改善することがあります。

キッチンの排水溝が詰まって逆流している場合の緊急対応

・ゴミ受けとワントラップを外す

まずは排水口のフタ、ゴミ受けカゴ、その下にあるお椀型の「ワントラップ」を外します。これらにヌメリや食材カスが詰まっているだけで、水が流れないケースが多々あります。

・タオル詰め+お湯溜め作戦

排水口にタオルを詰め込んで栓をします。シンクの6〜8分目まで「50℃〜60℃のお湯」を溜めたら、タオルを一気に引き抜きます。大量のお湯の水圧と熱で、軽度の油つまりなら一発で押し流せます。

・ラバーカップ(スッポン)で動かす

お湯攻めでも流れない場合、ラバーカップを排水口に密着させ、ゆっくり押して勢いよく引きます。詰まっている異物や油の塊を動かして隙間を作ります。

詰まりの主な原因

冷えて石化した「油汚れ」

キッチンのつまり原因No.1です。肉の脂や食用油は、排水管の中で冷やされると白く固まります。これが層のように積み重なり、最終的には石のように硬くなって配管を完全に塞ぎます。

食材カス・爪楊枝などの異物

ゴミ受けをすり抜けた細かな食材カスや、うっかり落とした爪楊枝などが、配管内の油汚れに引っかかり、ダムのようにせき止めてしまいます。

排水マスの汚れ(屋外)

キッチンだけでなく、家の外にある「汚水マス」に油が溜まっているケースです。ここが詰まると、キッチンで水を流した瞬間にボコボコと音がしたり、逆流したりします。

排水溝つまり・逆流を自分で直すDIY解決手順

1
液体パイプクリーナー(水酸化ナトリウム)で溶かす

油汚れを化学分解するには「水酸化ナトリウム(アルカリ性)」の濃度が1%以上の強力な洗剤を選びます。たっぷり注いで30分〜1時間放置し、その後大量の水で流します。


2
真空式パイプクリーナーを使って吸い出す

薬剤で油を柔らかくした後、真空式ポンプで強力に吸引します。トイレのスッポンよりも吸引力が強く、お椀型のカップがキッチンの排水口にフィットしやすいためおすすめです。


3
ワイヤーブラシで削り落とす

柔らかくなった油汚れを、配管掃除用のワイヤーブラシ(スネークワイヤー)で物理的に削り落とします。

⚠️ 注意:ジャバラホースを傷つけないよう、専用のブラシを使用し、無理に押し込まないでください。

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【警告】事態を悪化させる!やってはいけないNG行動

熱湯(100℃)を直接流す
「油は熱湯の方が溶ける」と思いがちですが、キッチン下の排水ホース(塩ビやジャバラ管)の耐熱温度は60℃前後です。熱湯を流すとホースが変形・破損し、床下での深刻な水漏れ事故を引き起こします。
ワイヤーハンガーで無理に突つく
キッチンの排水ホースは薄くて柔らかい素材(ジャバラホース)が多いです。硬い針金を無理に通そうとすると、カーブ部分で突き破って穴を開けてしまうリスクが高いです。
大量の油をそのまま流す
揚げ油の処理はもちろん、ラーメンの残り汁や、フライパンについた油も、そのまま流せば配管内で冷えて「白い固形物」になります。必ずキッチンペーパーで拭き取ってから洗う習慣をつけてください。

自分で解決vsプロの業者

比較項目 自分で解決 (DIY) プロに依頼
費用目安 500円 〜 4,000円 15,000円 〜 40,000円
油汚れの除去率 薬剤で表面を溶かすか、穴を開けて通水させる程度。壁面の油は残る。 高圧洗浄機を使用し、配管の内側にこびりついた油の塊を粉砕して洗い流す。
作業範囲 シンク下のジャバラホース付近までしか届かない。 床下の配管から、屋外の排水マス、本管合流部まで長く洗浄できる。
水漏れリスク 接続部を緩めてしまったり、ホースを破損させて水漏れを起こすリスクがある。 破損リスクを回避し、万が一の漏水時も対応・保証がある。

水漏れ修理のプロを呼ぶべき「限界サイン」

以下のような場合は、無理せずプロに相談することを推奨します。

床から水が染み出してきた 重度

排水管が完全に詰まり、行き場を失った水がシンク下の接続部分から溢れ出しています。床材や階下への浸水被害に直結するため、水道元栓を閉めて即座に業者を呼んでください。

固形物(スプーンやキャップ)を落とした 重度

異物が曲がり角(トラップ)に引っかかっている場合、上から棒で突つくとさらに奥へ押し込んでしまい、取り出しが困難になります。配管分解が必要です。

薬剤を使ってもすぐ詰まる 重度

配管内の油汚れが「石灰化」して石のように硬くなっています。市販の薬剤では溶けないため、業務用の高圧洗浄機で砕くしかありません。

💡 プロからのアドバイス キッチンのつまりは、人間の血管と同じく「長年の不摂生(油流し)」が原因で起こります。 市販薬で一時的に流れるようになっても、配管の内側には動脈硬化のように油がこびりついています。数年に一度はプロによる「高圧洗浄」で、血管の大掃除をしてあげることが、家を長持ちさせる秘訣です。

よくある質問

Q. 重曹と酢(クエン酸)は効きますか?
A. ヌメリ取りや消臭には効果的ですが、詰まりの原因である「固まった油」を溶かす力は弱いです。詰まり解消には、水酸化ナトリウムを含む専用洗剤が推奨されます。
Q. ディスポーザーがついている場合は?
A. ディスポーザー付きのキッチンは配管構造が特殊です。通常のラバーカップやワイヤーを使うと故障の原因になるため、必ずディスポーザー対応の業者か、メーカーに相談してください。
Q. 高圧洗浄は必ず必要ですか?
A. 築年数が長く(10年以上)、一度も配管洗浄をしていない一戸建ての場合、配管内が油で狭くなっている可能性が高いです。完全な詰まりを防ぐため、5〜10年に一度の高圧洗浄をお勧めします。

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監修者
この記事を書いた人
暮らしのお困り事アドバイザーManami

10年間、生活のお困り事サービスサイトの運営に携わりお困り事アドバイザー&解決インフルエンサーとして活動しています。業界・ユーザーの双方の課題を解決してきた経験を基にわかりやすく情報を提供します。

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