屋根の「張り替え」はDIYできる?アスベストのリスクと、失敗しない「カバー工法 vs 葺き替え」の選び方
しかし、屋根の張り替えはDIYで最も危険で、かつ失敗が許されない工事です。安易に登って転落する事故や、廃材処理の法律違反を犯すリスクがあります。 本記事では、屋根リフォームの基礎知識と、あなたの家に合った工法(塗装・カバー・葺き替え)の選び方を解説します。
- 屋根張り替えはDIY禁止!アスベスト飛散と滑落の危険性 安くて長持ち「カバー工法」と根本解決「葺き替え」の違い 塗装では直らない?雨漏りや野地板腐食の限界サイン 「屋根の無料点検」商法に騙されないための自衛策
雨漏り・瓦落下時の正しい応急対応マニュアル
・室内への「雨漏り」有無を確認
屋根の見た目がボロボロでも、下の「防水シート(ルーフィング)」が生きていれば雨漏りはしません。逆に、見た目が綺麗でも天井にシミがあれば緊急事態です。まずは室内の被害状況を確認してください。
・落下した瓦や板金の片付け
台風などで屋根材が庭に落ちている場合、破片で怪我をしないよう掃除します。ただし、「どこが壊れたか確認しよう」として屋根に登るのは厳禁です。下から見える範囲でスマホで撮影し、業者に見せてください。
・訪問販売業者は「インターホン越し」に断る
「近くで工事していて屋根が見えた」と言って来る業者は、9割が悪徳です。屋根に上げてしまうと、わざと瓦を割って「壊れていました」と写真を撮る手口があります。絶対に屋根に上げないでください。
屋根の種類ごとに異なる「寿命」と劣化ポイント
スレート(コロニアル)の寿命
スレート屋根の寿命は約20〜30年です。塗装で延命できますが、防水シートの寿命が尽きると「葺き替え」か「カバー工法」が必要です。
日本瓦の漆喰(しっくい)崩れ
瓦自体は50年以上持ちますが、瓦を固定している漆喰は10〜15年で崩れます。ここから水が入ると土台の土が流出し、瓦がズレたり落下する原因になります。
耐震化のための軽量化
昔ながらの日本瓦は非常に重く、地震の揺れを大きくします。地震対策として、重い瓦を撤去し、軽量な金属屋根(ガルバリウム鋼板)に張り替えるリフォームが増えています。
あなたの家はどれ?状況別・最適な屋根リフォーム判断ガイド
築年数が浅く、雨漏りもしていないなら「塗装」で撥水性を戻せます。
- 費用: 40〜60万円
既存のスレート屋根の上から、軽い金属屋根を重ねて貼る工法です。
- メリット: 廃材が出ないため費用が安く、工期も短い。アスベスト屋根の封じ込めに最適。
- 費用: 80〜120万円
古い屋根材を全て撤去し、下地(野地板)から新しくやり直す工法です。
- メリット: 屋根が軽くなり耐震性が上がる。下地の腐食も直せる。
- デメリット: 費用が高く、工期が長い。
- 費用: 150〜250万円
工法別おすすめ屋根材
【警告】絶対にやってはいけないNG行動
自力で解決(※不可能) vs プロの業者 比較表
| 比較項目 | 自分で解決 (DIY) | プロに依頼 |
|---|---|---|
| 費用目安 | 0円 〜 0円 | 400,000円 〜 800,000円 |
| 安全性 | 足場なしでの作業は命がけ。資材の荷揚げだけでも危険極まりない。 | 建物全体に足場を組み、落下防止ネットを張り、ヘルメット着用で安全確実に作業する。 |
| 防水性能(雨仕舞) | 構造を理解せず貼るため、継ぎ目から水が入り雨漏りする。 | 軒先、ケラバ、谷樋など、雨水の流れを計算した「役物(やくもの)」の板金加工を行い、水を完全に排出させる。 |
| 保証 | なし。雨漏りしたら家の寿命が縮む。 | 施工後10年〜の「雨漏り保証」やメーカー保証が付く。 |
プロに頼むべきサイン
以下のような場合は、無理せずプロに相談することを推奨します。
屋根の下地(野地板)が腐って強度がなくなっています。この状態でカバー工法をすると、新しい屋根の重みで釘が効かず、台風で屋根ごと飛んでいく危険があります。「葺き替え」一択です。
末期症状です。屋根だけでなく、天井裏の断熱材や柱まで腐食が進んでいます。大工工事を含めた大規模な修繕が必要です。
寒冷地で瓦の中の水分が凍って膨張し、瓦が割れたり剥離している状態です。塗装では直せないため、全交換が必要です。
よくある質問
「自分では難しい…」と感じたら
無理せずプロに相談しましょう
DIYでの失敗が悪化を招くこともあります。屋根リフォームの専門家が最短30分で駆けつけます。
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