EXCLUSIVE INTERVIEW

便利屋なごやか本舗 独占インタビュー

📅 取材完了: 2025.12.17 ⏱ 読了目安: 約5分 ✍️ 監修: Kosuke

便利屋なごやか本舗

神奈川県平塚市四之宮2-9-40

CERTIFIED PROFESSIONAL

01 現場対応力で応える、なごやか本舗の地域密着戦略

便利屋事業「なごやか本舗」を立ち上げられたきっかけを教えてください。

もともと当社の母体となる会社は、引っ越しや不用品回収を主な事業としており、業務の多くは都内や長距離案件が中心でした。そうした中で、「地域の中にこそ、本当に必要とされている仕事があるのではないか」という考えが社内で生まれ、事業エリアに生じていた“空白”を埋める形で、いわばドーナツの穴を埋めるように、地域密着型の便利屋事業を新たに立ち上げる流れとなりました。私はこの便利事業部を任され、「なごやか本舗」の立ち上げに携わることとなりました。はじめは正直なところ、勢いの部分もあり、この事業に携わることになりましたが、実際に現場に関わる中で、地域の方々の暮らしに貢献したいという思いが次第に強くなっていきましたし、おかげさまでリピーターの方も増え、今ではこの仕事に大きなやりがいを感じています。

この仕事に対するこだわりや思いについて詳しくお聞かせいただけますでしょうか。

大切にしているのは、「お客様が忙しくて手が回らないこと」や「年齢的な理由でご自身では難しくなったこと」を、無理のない形でお手伝いするという姿勢です。決して何でも請け負うのではなく、暮らしの中で生じる小さな困りごとに、丁寧に向き合うことを心がけています。地域に根差した活動を続ける中で、リピートのご依頼も増え、作業スタッフ一人ひとりの意識にも変化が生まれてきました。「地域の方々に信頼される存在でありたい」「少しでも役に立てる仕事をしよう」という思いが、自然と現場全体に共有されてきていると感じています。

実際には、どのようなご依頼が多く寄せられているのでしょうか。また、依頼件数についても差し支えない範囲で教えてください。

ご依頼内容として最も多いのは、草刈りです。一方で、年間を通して安定して多いのは、室内の家具移動や引っ越しに伴う荷物の移動、そして不用品回収といったご依頼です。「荷物の移動・片付け」「不用品回収」「草刈り」といった、住まいに関わる作業が全体のおよそ8割を占めており、残りの2割は、ブロック塀や外構の一部解体といった規模の大きな作業です。内容をしっかりと確認したうえで、難易度が高い案件についても、「まずはやってみましょう」と判断し、作業を進めながらこちらも学びつつ対応させていただくケースもあります。現在は2店舗体制で運営しており、月間のご依頼件数はおおよそ10件から20件ほどです。時期による波はありますが、地域での認知が進むにつれて、少しずつ件数は増えてきていると感じています。

御社のサービスには、どのような強みがあり、また仕事を進めるうえで大切にされているこだわりについて教えてください。

最大の強みは、母体となる会社が引っ越しや不用品回収を専門としている点にあります。そのため、スタッフ数やトラックをはじめとした車両体制が整っており、例えば4~5名が必要となるような大掛かりな引っ越しや片付けのご相談にも、迅速に対応することが可能です。他社では2名体制で数日かかるような作業であっても、当社では4~5名体制で一気に作業を進め、短時間で完了できるケースも少なくありません。スピードだけでなく、お客様の負担をできる限り減らすことも重視しており、事業運営においては法令遵守を徹底し、一般貨物運送の許可や、神奈川県における不用品回収の認可を正式に取得しているため、安心してご依頼いただける点も強みの一つです。

これまでのご対応の中で、特に印象に残っているエピソードや、地域ならではの特徴的なご依頼があれば教えてください。

強く記憶に残っているのは、夏場の深夜にご連絡をいただいたケースです。歩行が困難なお客様から、「経口補水液を買ってきてほしい」と助けを求めるお電話でした。すぐに近くのコンビニに立ち寄りお届けしましたが、その際エアコンのリモコンが反応しないというお話になり、確認したところ応急運転のスイッチで稼働できる状態だったため、その操作だけを行って現場を後にしました。後から振り返ると、あの時に夜間でも電話に出て対応できて本当に良かったと感じていますし、真夏でしたのでもし対応が遅れていれば、熱中症などの危険につながっていた可能性もあったと思います。また、地域ならではの特徴的なご依頼として挙げられるのが、モバイルバッテリーの回収に関するご相談です。市によっては回収対象外になっているようで、週に1~2件ほどのペースでお問い合わせをいただきます。こうした行政サービスの“隙間”を補うようなご依頼が多いのも、地域密着で活動しているからこそ見えてくる特徴だと感じています。

便利屋の利用を検討されている方が、安心して依頼できる業者を選ぶために、特に注意すべき点やアドバイスがあれば教えてください。

便利屋選び、特に不用品回収を依頼する際には、お客様ご自身が業者をしっかり見極めることが必要な現状があります。残念ながら、回収を依頼した業者によっては不用品が不法投棄され、その結果警察からお客様に連絡が入り、後日あらためて当社に回収・適正処理のご依頼が寄せられるというケースもあります。こうしたトラブルを防ぐためには、依頼しようとしている業者が、産業廃棄物などの適切な処理に関する許可をきちんと取得しているかを確認することが重要です。また、引っ越し作業や家具移動を伴う場合には、万が一の事故や破損時に保険が適用される「事業認可」を持っているかどうかも、必ず確認していただきたいポイントです。許可や認可を持たない業者は、処分費用を抑えられる分、価格が安く見えることがあります。しかし、不法投棄が発覚した場合、その責任は最終的にお客様自身に及ぶ可能性があるので、価格の安さだけで判断してしまうと思わぬリスクを抱えることにもなりかねません。当社では、すべての事業許可番号を明記したうえで運営を行っていますが、業者選びの際には、料金だけでなく、資格や認可の有無、そして回収後にどのような処理が行われるのかまで考えたうえで、安心できる業者を選ぶことをおすすめします。

今後の展望や目標についてお聞かせください。

今後も、地域に根ざした仕事をさらに深めていきたいと考えています。近場での業務は移動距離が短く、スタッフにとっても身体的な負担が少ないという利点がありますし、会社・お客様・従業員のいずれにとっても、無理のない形で成り立つ仕事だと感じています。そうした意味で、地域密着型の便利屋事業は、関わるすべての人にとって“双方にとってメリットのある仕事”だと考えています。急激な拡大ではなく、地域の信頼を積み重ねながら、着実に基盤を固めていきたいと考えているので、まずは力仕事や荷物の運搬、片付けといった分野を得意とする便利屋として、地域の方々の日常に寄り添い、困ったときに思い出してもらえる存在になれるよう、これからも真摯に取り組んでいきたいと思います。
取材風景:便利屋なごやか本舗