EXCLUSIVE INTERVIEW

株式会社 Design Lock 独占インタビュー

📅 取材完了: 2026.01.03 ⏱ 読了目安: 約6分 ✍️ 監修: Kosuke

株式会社 Design Lock

東京都港区南青山 2-24-5 直井ビル

CERTIFIED PROFESSIONAL

01 追加請求ゼロの実績。写真見積もりで実現する“安心価格”の秘密

この仕事を始めたきっかけを教えてください。

もともとは建築関係の仕事に携わっており、そこで鍵の業界を勧められたのが最初のきっかけです。当初はお断りしていましたが、「いつか自分の会社を持ちたい」という思いがあり、この仕事であればその夢に近づけるのではないかと感じるようになりました。建築関係から独立しようとすると、開業費用の面などで現実的に難しい部分も多くあります。その点、鍵の業界であればしっかりと技術と知識を身につけることで独立が目指せると考え、専門の学校に通い、その後大手の鍵会社に転職して現場経験を積んでから、現在の独立という形に至りました。

ご依頼の中で特に多い内容と、対応件数について教えてください。

ご依頼の約8割は鍵交換が占めています。個人のお客様からのご相談が中心で、引っ越しに伴う鍵交換や鍵の紛失、防犯性を高めたいといった内容が多いです。あわせて、不動産関係のご依頼にも対応しており、入退去時の鍵交換なども行っています。そのほかには、ドアクローザーの交換依頼も一定数あります。ドアクローザーは修理というよりも交換対応が基本となるため、その点をしっかりご説明した上で対応しています。ドアの開錠依頼もありますが、現在はそれほど多くはありません。対応件数は月に70〜80件ほどで、1日あたりに換算すると平均2〜3件程度です。

この仕事に対する思いや、特にこだわっている点を教えてください。

こだわっているのは、価格設定の分かりやすさです。業界全体で見ると当社の料金は比較的抑えた設定だと思っていますが、それ以上に大切にしているのは、お客様に不安を感じさせないことです。鍵の業界は相場が分かりづらく、私自身が一般消費者の立場で他社のホームページを見たときに、料金が分かりにくいと感じることが多くありました。だからこそ、分かりやすい価格設定を行うことで、安心して依頼できるサービスへのニーズに応えられるのではないかと考え、当社では金額表記にこだわり、ホームページ上でも出張費や作業費を含めた“込み込み価格”を基本とし、「〇円から」といった曖昧な表現ではなく、この鍵ならいくらという形で明確にご案内しています。事前にお客様から鍵やドアの写真、サイズ感などを丁寧にヒアリングし、その情報をもとに価格を提示しています。そのため、作業後に追加費用が発生したことは、これまで一度もありません。スマートフォンの普及により、お客様が簡単に写真を送ってくださる環境が整ったことも、この仕事を成り立たせている要因の一つだと感じています。そうした環境を活かしながら、常にお客様第一の姿勢で、安心してご依頼いただけるサービスを提供していきたいと考えています。

設立されてからの年数と、現在のスタッフ体制、対応エリアについて教えてください。

現在は2期目になります。基本的には私一人で対応していますが、一人では対応が難しい重量のあるドア作業などの場合には、信頼している協力業者に委託して対応することもあります。対応エリアは東京都23区を中心としており、状況に応じて出張費を追加でいただく形にはなりますが、千葉エリアなど近隣地域からのご依頼にも対応しています。港区を拠点としていることから「料金が高いのでは」と思われることもありますが、実際には「想像していたより良心的だった」といった声をいただくことがあります。

他社と比べた際の強みについて教えてください。

当たり前のことを当たり前に行うことを大切にしています。当たり前のことですが、初めてお伺いした際には必ず名刺をお渡しし、会社名と名前を名乗るところから始めます。鍵という大切なものをお任せいただく以上、「誰が来たのか分からない」という状況はあってはならないと考えています。実際に、会社名も分からないまま作業を依頼してしまい、不安を感じたという話を耳にすることもあるので特に気をつけ、名刺についても「大切に保管してくださいね」とお伝えし、アフターフォローの際にも使用できることをお話し、もし対応にご満足いただければ、次回もその名刺からご連絡いただけるといった、関係づくりも大事にしています。
もう一つの強みは、メンテナンス費用を含めた対応を行っている点です。例えば「鍵が回りにくい」といったご相談の場合、注油だけで済ませてしまうケースもありますが、当社では鍵を分解し、内部を丁寧にクリーニングしたうえでメンテナンスを行います。賃貸物件でも2〜3年ごとに鍵交換はされていても、実際には何十年も内部のメンテナンスがされていない鍵穴を目にすることも少なくありません。だからこそ、当社では鍵交換の際にこうしたメンテナンス作業をオプション料金として設定せず、すべて込み込みで対応しています。お客様にとってはすぐに実感しづらい部分かもしれませんが、長い目で見たときに大切なことだと考えています。

これまでの仕事の中で、特に印象に残っているエピソードはありますか。

「鍵が回りにくいので交換したい」というご依頼を受けたケースがありました。現地で確認すると、その鍵はイスラエル製の高品質なもので、単価が3万円を超える鍵でした。お客様のご要望どおり、当初は交換対応として新しい鍵を手配して伺っていましたが、実際の状態を確認したうえで、「交換ではなく、メンテナンスで十分に使えますよ」とご提案しました。お客様もその鍵が高価なものだとはご存じなかったようで、「それならメンテナンスでお願いします」とご判断され、交換ではなくメンテナンス対応となりました。分解・清掃を行い、結果的に鍵はスムーズに使える状態に戻りました。正直なところ、そのお客様は遠方の方だったため、メンテナンス対応に切り替えることで費用は下がり、売上だけを考えれば鍵交換のほうが有利でした。それでも「お客様にとって本当に必要な選択は何か」を優先した結果、作業後には大変喜んでいただくことができました。この出来事を通じて、改めてお客様第一の姿勢を大切にしてきて良かったと感じました。
また、日頃からお客様を見た目や住まいの規模で判断することはせず、すべての方に対して平等に向き合うことを心がけています。「この方なら高額でも大丈夫そう」といった考え方はせず、常に正規の価格で誠実に対応してきました。そうした姿勢が信頼につながり、結果として人脈の広い不動産関係の方をご紹介いただく機会に恵まれたこともあります。この経験は、お客様を対等な立場で尊重し、正直な仕事を続けることこそが信頼につながるのだと、改めて実感した出来事でした。

今後の展望と、お客様に向けたメッセージをお願いします。

鍵屋は数多くありますので、ぜひ相見積もりを取っていただきたいと思っています。少し手間に感じるかもしれませんが、鍵のトラブルは突然起こるものだからこそ、事前に信頼できる業者を見つけておくことが大切です。行きつけの居酒屋を選ぶ感覚に近いかもしれませんね。たとえば「鍵をなくしたらこれくらいの費用がかかる」「このタイプの鍵だと壊して開ける場合、4〜5万円かかることもある」といったことを、何も起きていない時に知っておくだけでも安心につながります。これは水回りのトラブルなど、他の生活インフラにも共通する考え方だと思います。「鍵で困ったらここ」「水回りで困ったらここ」と、安心して頼れる業者を一つでも持っておいてほしいですし、当社がその選択肢の一つになれたら嬉しいです。
今後の展望としては、会社を大きくしていきたいという思いはありますが、その根底にあるのは、いわゆる“ぼったくり業者”に依頼して悲しい思いをするお客様を一人でも減らしたいという気持ちです。私にご依頼いただければ損はさせない、と胸を張って言えるのは、サービスを最優先に考え、その結果として正当な利益をいただいているという考えがあるからです。
また防犯の観点では、鍵そのものへの意識も大切です。たとえばテンプルキーの合鍵を作成する場合は、メーカーに依頼するのが本来あるべき形の鍵です。鍵の番号が分かってしまうと合鍵が簡単に作られてしまうため、町の鍵屋が対応することも可能なのですが、番号管理は非常に重要になります。例えばホームパーティーなどで人を招いた際、鍵の番号を写真に撮られてしまうと、同じ鍵を作られてしまう可能性があります。鍵の種類によっては、番号がそのまま“パスワード”のような役割を果たしているケースがあるため、防犯グッズなどを使って番号を見られない工夫をすることも有効です。鍵穴のメンテナンスや住宅全体の防犯対策はもちろんですが、鍵そのものの防犯性についても、今一度見直していただけたらと思います。
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