01 「大ちゃんがいるから安心だ」と言われるために。地域に寄り添う便利屋大ちゃん
この仕事を始めたきっかけは何ですか。
便利屋の仕事を始めたのは、「もっと地域の役に立つ働き方をしたい」と強く思うようになったことがきっかけです。以前は、古家を購入して自分でリフォームし賃貸に出したり、投資家の方からリフォームやDIYの依頼を受けたりしていましたが、仕事が安定せず集客にも苦労していました。さらに、東京で会社員をしていた頃は1日16時間働き続け心身ともに限界を迎えてしまい、家庭も崩壊寸前という状況でした。44歳でその生活に終止符を打ち、45歳で移住した甲府の地に救われたような気持ちになったことが転機です。「自分が助けられたこの地域で、困っている方の力になりたい」その思いから、便利屋としての道を選びました。
普段いただくご依頼の中で多い仕事はどんな内容ですか?
多いご依頼は不用品の処分です。家具や家電の回収はもちろん、細かな品物まで含めた不用品関連の相談から、次いで多いのが草刈りや剪定といった庭仕事です。草刈りだけでなく、庭木の枝を整えてほしいといった依頼も多く、季節を問わず一定の需要があります。また、プチ引っ越しと呼んでいる小規模な運搬もよくご依頼いただく内容のひとつです。2トン車を使うような本格的な引っ越しではなく、軽トラックで対応できる範囲の運搬が中心で、冷蔵庫と洗濯機のみを運んでほしいというケースも多いです。全体としては、不用品関連、草刈り・剪定、そしてちょっとした運搬、この3つがご依頼の中心となっています。
このお仕事へのこだわりはありますか。
私が仕事をするうえで大切にしているのは、「できることはできるだけ断らずに応える」という姿勢です。いわゆる専門職に限らず、ホームセンターで手に入るものなら基本的にすべて自分で対応するつもりで、守備範囲は広く柔軟に構えています。また、困っているお客様にとって、早い対応がどれだけ安心につながるかを日々感じているため、対応のスピードには特にこだわり、見積もり・折り返し・メッセージの返信などは、可能な限りすぐに返すようにしています。お客様が本当に困っていると感じた時には、夜間であっても電気をつけ掃除から始めるなど、状況に応じた臨機応変な対応を心がけています。その場に合わせた柔軟な対応を心がけることで「大ちゃんに頼んでよかった」と思っていただける仕事を積み重ねたいですし、そのためにも看板である自分の名前に恥じないよう、誠実で丁寧な仕事を徹底しています。
大切にされていることはありますか。
この仕事に向き合ううえで、私には変わらない思いがあります。それは、甲府の地に助けられた経験への恩返しをしたいという気持ちです。移住してから本当にこの地域の温かさに救われたことが何度もあり、今度は自分が困っている方のお力になりたいという思いで日々動いています。夫婦で運営しているからこそ、仕事に向き合う姿勢は常に真剣で、一つひとつのご依頼にしっかり向き合っていますし、「困ったら便利屋隊大ちゃんがいる」と思い出してもらえる存在でありたいと考えています。また、関わるすべての人に幸せでいてほしいという気持ちも大切にし、お客様だけでなく、一緒に働くパートナーさんに対しても、誠実に接し気持ちの良い関係づくりを意識しています。どんな仕事であっても“人と人”として丁寧に向き合うことを基本とし、初対面の会話でもお互いに気持ちよく話せるよう心がけ、便利屋に電話するのに勇気がいる方でも安心していただける対応を大事にしています。
ご依頼件数やどのようなきっかけでお問い合わせがありますか。
現在のご依頼件数は、細かな作業の積み重ねで 月に30件以上 あります。45歳から便利屋の仕事を始めたこともあり、体力的にきついと感じる日もありますが、「やれば終わる」という前向きな気持ちで続けています。
お問い合わせのきっかけとしては、ホームページをご覧になってご連絡をくださる方が多いですね。また、以前配布したチラシを「何かあったときのために」と保管してくださり、必要になったタイミングで連絡をいただくケースもあります。さらに、口コミを見てお問い合わせいただくことも多く、本当にありがたく感じています。
私自身、口コミは単なる評価ではなく、これまで積み重ねてきた信頼の証 だと受け止めています。
お問い合わせのきっかけとしては、ホームページをご覧になってご連絡をくださる方が多いですね。また、以前配布したチラシを「何かあったときのために」と保管してくださり、必要になったタイミングで連絡をいただくケースもあります。さらに、口コミを見てお問い合わせいただくことも多く、本当にありがたく感じています。
私自身、口コミは単なる評価ではなく、これまで積み重ねてきた信頼の証 だと受け止めています。
業者を選ぶ際に、お客様側が気をつけておくべきポイントや、失敗しないためのアドバイスがあれば教えてください。
まずは、コミュニケーションがきちんと取れる相手かどうかです。お互いに気持ちよく話せて常識的なやり取りができるかどうか、それだけで現場の雰囲気は大きく変わります。相見積もりを取ること自体は、とても良い判断だと思います。ただ、「こちらの方が安かった」「あちらは高かった」と、、そういった伝え方は、相手のモチベーションを下げてしまう場合もあるので、心の中で比較し自分が納得できる業者を静かに選ぶのが良いと思います。そして何より大切なのは、「お願いして良かった」と思える信頼関係を築ける相手かどうか。作業の上手い・下手以上に、頼んだときの安心感や、丁寧に向き合ってくれる姿勢のほうが、実際にはずっと重要です。そうした視点で選んでいただければ、業者選びで大きく失敗することはないと感じています。
今後の目標や展望を教えてください。
今後の目標としては、まず対応件数を安定的に増やしていきたいと考えています。社員を増やす予定はありませんが、いま協力してくれているパートナーの方々が「毎日でも来たい」と思えるような体制を整えるためにも、自分自身がもっと力をつけていきたいと思っています。また個人的な夢として、妻の故郷であるタイへ“東京に行くくらいの感覚”で気軽に帰れる暮らしを実現したいという思いがあります。ありがたいことに、少しずつその生活が可能になってきており、今後も仕事と生活のバランスを整えながら、無理なく続けていける形を追求していきたいと考えています。

取材風景:便利屋大ちゃん
