なぜ防犯性能の高い鍵が必要なのか
空き巣や侵入犯罪は年々巧妙化しています。一般的なピッキング犯罪でも、ギザギザ鍵が被害に遭いやすく、玄関ドアからの侵入リスクが高まっています。そこで防犯性能の高い鍵（ディンプルキー、ディスクシリンダー、カードキーなど）への交換がおすすめです。
主な防犯キーの種類と特徴
1. ディンプルキー
円形のくぼみが鍵山となり、複雑な切り込み構造でピッキングに強い。鍵の表裏がなくリバーシブル仕様のものもあり、使い勝手も良好です。
2. ディスクシリンダー
ディスクを90度回転させる構造で、ディンプルキーよりもさらにピッキングが難しい。耐衝撃性に優れ、バール攻撃にも強いタイプがあります。
3. カードキー（ICチップ付き）
カードやリモコンキーをかざすだけで解錠できる電子錠。遠隔での施錠・解錠や履歴確認が可能なものもあり、防犯性と利便性が高い。
防犯キー交換の費用相場と選び方
防犯性能を高める鍵交換費用は、鍵の種類によって大きく異なります。
・ディンプルキー：約15,000～25,000円（シリンダー交換＋鍵2本）
・ディスクシリンダー：約20,000～30,000円
・カードキー（電子錠）：約30,000～60,000円（機種による）
選び方のポイント
1. 予算と必要な防犯レベルを明確にする
一般家庭の戸建てやマンションであればディンプルキーでも十分ですが、事業所や店舗などより高い防犯性が必要な場合はディスクシリンダーや電子錠を選びます。
2. 施工実績や保証を確認
業者によっては鍵交換後の保証期間が異なります。ピッキングやシリンダー内部の不具合に対する無料修理保証がある業者を選びましょう。
3. メンテナンス性を考慮
ディンプルキーは鍵山が摩耗しにくく、数年後も快適に使用できます。電子錠は電池交換やソフトウェア更新が必要なため、定期メンテナンスを怠らないことが重要です。
まとめ
防犯性能を高める鍵交換は、一度の投資で長期間安心を得られる重要な対策です。ディンプルキーやディスクシリンダー、カードキー（電子錠）から、自身の住環境や予算に合った鍵を選び、専門業者へ依頼しましょう。また、施工後の保証内容や定期メンテナンスについても事前に確認しておくことが大切です。
