排水溝つまりの原因と起きやすい場所
キッチン、洗面台、浴室などの排水溝には、髪の毛、石けんカス、食材カス、油脂などが溜まりやすく、そこへ水が流れると固まってパイプ内で塊を形成します。これが進行すると排水が遅くなり、最終的に完全につまることがあります。
キッチン排水口の場合
食材のかすや揚げ物の油がシンク内に流れると、冷えて固まった油脂がパイプ内にこびりつきます。油を直接流さず、キッチンペーパーで拭き取ることが予防になります。
簡単にできる毎月のメンテナンス方法
1. 熱湯を流す
月に一度、ボウル1杯程度の熱湯をキッチンや洗面所の排水溝へゆっくり流し込むと、油脂や石けんカスが溶けて流れやすくなります。
2. 重曹＋酢でお掃除
重曹を大さじ2杯ほど排水口へ投入し、酢を約100ml注いで30分ほど泡が収まるまで放置。その後、熱湯を流し込むとパイプ内の汚れが浮き上がりやすくなります。
3. 排水トラップを外して掃除
洗面台下のパイプを外し、トラップ部分に溜まった髪の毛やゴミを直接取り除きます。その後、水で洗い流して元に戻せば安心です。
排水ネットやゴミ受けの活用
日常的に排水口ネットやゴミ受けをセットし、髪の毛や食材カスがそのまま流れ込まないようにしましょう。定期的にネットのゴミを捨てるだけで、つまりの発生を大幅に防げます。
専門業者に依頼する目安と費用相場
次のようなケースは専門の水道業者に相談しましょう。
・熱湯や重曹で改善しない深刻なつまり
・異物が深く詰まってラバーカップやワイヤーでは取れない場合
・排水が逆流して浴槽やキッチンが水浸しになっている場合
費用相場は以下の通りです。
・軽度の高圧洗浄作業：10,000～15,000円程度
・深刻なつまり（異物除去含む）：15,000～25,000円程度
・夜間・休日対応：追加で3,000～5,000円程度加算
まとめ
排水溝つまりは日常の簡単メンテナンスで予防できます。熱湯や重曹＋酢の定期的使用、排水ネットの活用で詰まりを防ぎましょう。もし深刻なつまりが発生したら、無理せず専門業者に依頼して適切な対応をしてもらうことが重要です。
