トイレタンク内部の構造とよくあるトラブル
トイレタンク内には、給水バルブ(フロートバルブ)、フラッシュバルブ(タンクレバー)、ゴムフロートなどが備わっており、部品が劣化すると水漏れや洗浄不良が発生します。特にゴムフロートの硬化や給水バルブの作動不良は水が止まらなくなる原因です。
タンク内の水位調整が重要な理由
水位が高すぎると溢れてあふれ出し、低すぎると洗浄が弱くなります。タンク内部のフロート(浮き玉)が正しく機能するか定期的に確認しましょう。
自分でできるタンク内部のメンテナンス手順
1. 止水栓を閉める
トイレ給水管の止水栓を締め、水を止めます。
2. タンクの蓋を外す
カバーを外し、タンク内部の様子を確認します。
3. フロートバルブの掃除
フロートにゴミが付着していると水位が正常に調整されません。歯ブラシなどで汚れを落としましょう。
4. ゴムフロートやOリングの交換
ゴム部品が硬化していれば、ホームセンターで同型のゴムフロートやOリングを購入し交換します。
5. 給水バルブの点検・調整
フロートが上がったときに給水バルブが閉まるか確認し、必要ならネジで高さ調整を行います。
6. 止水栓を開け試運転
水を通し、タンク内に適切な水位で止まるか確認。水漏れや異音がないかチェックします。
必要工具と交換部品
・プラスドライバー(タンク蓋のネジ用)
・ゴムフロート・Oリング(サイズを計測して購入)
・歯ブラシや柔らかいブラシ(掃除用)
タンクからの水漏れや異音が解消しない場合
上記手順で解消しない場合、タンク内部の金具が腐食している、またはタンク本体に亀裂がある可能性があります。その場合は専門の水道業者に依頼し、タンク交換や内部ユニット交換を検討しましょう。費用相場は以下の通りです。
・軽度のフロート/Oリング交換:5,000~8,000円程度
・フラッシュバルブ一式交換:10,000~15,000円程度
・タンク本体交換:20,000~30,000円程度
・夜間・休日対応:追加3,000~5,000円程度
まとめ
トイレタンク内部の水漏れは、日常的にフロートやOリングをチェックし、止水栓を締めて応急処置できるケースが多いです。部品交換




