キッチンや浴室のガラス棚がぐらつく・外れたときの原因
キッチンや浴室に設置されているガラス棚や鏡(ミラー)は、経年で金具(ブラケット)や接着剤が劣化し、ぐらつきや落下が発生します。特に湿気の多い浴室では金具が錆びて緩むことが多く、安全対策が必要です。
応急的にできる固定方法
1. 棚板や鏡の重心を確認し、片側に重さが集中していないかチェックします。
2. 金具のねじをドライバーや六角レンチで締め直す。錆びている場合は錆び止めスプレーを吹きかけてから締め直すと、しばらく効果が持続します。
3. 強力両面テープや耐水性のシリコンで仮固定し、交換部品や新しい金具が届くまでの間、安全を確保します。
本格的な修理・交換手順と費用目安
1. 既存の金具・ブラケットを外し、状態を確認
金具が変形している、ねじ穴が広がっている場合は交換が必要。
2. 適合する新しい金具やブラケットを購入
ガラス厚や棚の幅・鏡のサイズに合う専用金具をホームセンターやインターネットで調達。
3. ガラス棚を再度取り付け
付属のゴムパッドや保護シートを使用し、ガラスを傷つけないよう慎重に取り付けます。
4. 耐水性シリコンや防錆スプレーで仕上げ
湿気が多い環境では、金具に防錆スプレーをかけてから固定ネジを締めると長持ちします。
費用の目安
・ガラス棚用金具一式:1,000~2,500円程度(1セット)
・鏡用金具一式:2,000~4,000円程度(1セット)
・取り付け工賃:5,000~8,000円程度(業者依頼時)
DIYであれば部品代のみで済みますが、位置合わせや水平出しが難しい場合は、ガラス屋や水回り専門業者に依頼すると安心です。
まとめ
キッチンや浴室のガラス棚・鏡がぐらついたら、まず金具の締め直しや錆び止めなどの応急処置を試みましょう。本格的な修理や金具交換が必要な場合は、寸法を正確に測って適合品を購入し、DIYまたは業者に依頼してください。安全性を最優先に考え、無理せず専門家に相談するのが最善です。




