おしゃれなガラスブロックを使った目隠し方法と施工時のポイント

おしゃれなガラスブロックを使った目隠し方法と施工時のポイント

ガラスブロックとは?デザインと機能性の特徴

ガラスブロック(Glass Block)は、ガラス製のブロックをモルタルや専用ゴム目地で積み上げて作る建材です。透明度がありつつ、目隠し性能と採光性を両立できるため、玄関ホールや洗面所、壁の一部にアクセントを加えるアイテムとして人気があります。

  • 採光性:透過性があり、太陽光を取り込みつつプライバシーを保てる。
  • 断熱・防音効果:空気層を含んだ構造で、外気温や騒音を一定程度カット。
  • 耐久性:耐候性や耐衝撃性があるため、長期間美しい外観を維持できる。

ガラスブロックを目隠しに使うメリットと設置場所のアイディア

通常の引き戸やカーテンではなくガラスブロックを目隠しとして使うと、以下のようなメリットがあります。

メリット

  • プライバシー確保と採光両立:外からの視線を遮りつつ、部屋の中にやわらかな自然光が入り込む。
  • デザイン性の向上:ガラスブロック特有の模様(蜂の巣状・格子模様など)が部屋のアクセントとなり、インテリア性が高い。
  • 耐水・防カビ:洗面所や浴室の目隠し壁として使うと、水分にも強く、カビが発生しにくい。

設置場所のアイディア

  • 玄関ホールの採光窓:玄関ドア横の壁をガラスブロックにして、
    玄関ホールに自然光を取り入れつつ、外からの視線を遮る。
  • トイレや脱衣所の仕切り壁:壁の上部+下部をガラスブロック×腰高部分は目隠し壁にすると、
    部屋全体が明るく開放的に。
  • リビングとキッチンの間仕切り:キッチンスペースをガラスブロックで仕切れば、
    匂いや騒音を適度に遮りながらも、家族の気配を感じられる。

ガラスブロック施工の流れと注意点

ガラスブロックはDIYでも施工可能ですが、慣れが必要です。以下の手順を参考にしてください。

必要な道具と材料

  • ガラスブロック本体(サイズ:190×190×80mmなど)
  • ガラスブロック用モルタル(専用セメント)または目地材
  • 水平器(レベル)
  • コテ・ゴテ(モルタルを塗るため)
  • 目地ゴム(目地形成用のスペーサー)
  • ゴム手袋、保護メガネ、マスク(モルタル粉の吸入防止用)

施工手順

  1. 設置場所の床面・壁面を水平・垂直を確認し、下地を平らに整える
  2. 最初の一列目のガラスブロックを並べ、水平器で水平を確認しながらモルタルを敷く
  3. 隣接するブロックとの間に目地ゴムを挟んでスペースを確保し、薄くモルタルを塗布して積み上げていく。
  4. 2列目以降も同様に、ブロックの縦横の水平・垂直を常にチェックしながら重ねる。
  5. 最終列まで積み終えたら、目地ゴムを抜いて目地材を充填し、コテで均す
  6. 施工後24~48時間ほど乾燥させ、完全に硬化してから仕上げの清掃を行う。

注意点

  • 下地が傾いていると、最上段でズレが大きくなるため、最初の一列を正確に水平にすることが最重要。
  • ガラスブロックは意外と重いため、手首や腰に負担をかけすぎないようにする。複数人で作業すると安全。
  • 施工途中でモルタルが乾燥しすぎると目地が割れやすくなるため、水分量を適切に調整する。
    (天候が乾燥している日は霧吹きなどで湿度を保つと作業しやすい)

おしゃれなガラスブロックデザイン実例

ガラスブロックには、単色クリアだけでなく様々なカラーや模様があり、デザイン性を高めることができます。

  • クリアブロック(透明):もっとも一般的で、光を通しやすく明るい。
  • スモークブロック(グレー系):プライバシー重視の空間に最適。
    透過はあるが、向こう側がぼんやりしか見えない。
  • カラー透けブロック:ブルー、グリーン、アンバーなどカラーバリエーションが豊富で、
    インテリアアクセントとしても映える。
  • デザインブロック(凹凸パターン入り):波状や格子柄など、光が入ると壁面に模様が映るため、
    インテリアアートとしても楽しめる。

例えば、リビングのリビングダイニング間仕切りにグラデーションカラーのガラスブロックを使うと、夕日が当たったときに美しい光の演出が楽しめます。また、玄関ホールの小窓サイズに凹凸パターン入りのブロックを用いると、採光とプライバシーを両立しつつおしゃれな印象を強められます。

まとめ

ガラスブロックを使った目隠しは、採光性・断熱性・防音性を確保しながらおしゃれに空間を仕切る方法として非常に優れています。DIYで施工する場合は、下地の水平・垂直を正確に確認し、モルタルの乾燥具合に注意することが成功のポイントです。色や模様・サイズのバリエーションも豊富なので、インテリアテイストに合わせて最適なタイプを選びましょう。

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