屋根リフォームを自分でやるには?専門家が教える費用節約ガイド

屋根・雨漏り修理を自分でやるには?専門家が教える費用節約ガイド

屋根リフォームを自分でやるには?専門家が教える費用節約ガイド

屋根リフォームは一般的に葺き替えで㎡あたり8,000~15,000円、30坪(約100㎡)で80万~150万円かかることもあります。しかし、瓦差し替えやコーキング補修など小規模なメンテナンスならDIYで費用を大きく抑えられます。本記事では「自己解決の可否」「メリット・デメリット」「必要道具」「節約シミュレーション」を専門家目線で解説します。

1. 自己解決は可能?

屋根リフォームのDIY範囲は主に以下の2つです:

  • 瓦差し替え:落下・割れた瓦を同型の瓦に差し替える作業。
  • シーリング補修:棟板金や谷板金の継ぎ目、瓦の目地に打たれたコーキングの補修。

これらは比較的低リスクかつ短時間で完了しますが、防水シート張替えや葺き替え、金属屋根のカバー工法などは高度な技術と足場が必要なため、専門業者に依頼してください。

2. DIYのメリット・デメリット

メリット

  • コストカット:瓦1枚あたりの交換費用は材料+釘代のみで500~1,000円。業者依頼時の1枚あたり5,000円程度と比べて80%以上節約できます。
  • 即対応:地震や台風後など急ぎの補修も、自分で手配してすぐ着手可能。

デメリット

  • 安全リスク:勾配のある屋根上での作業は落下の危険が高く、ヘルメットや安全帯が必須。
  • 漏水リスク:下地防水シートや釘の打ち方が不適切だと、かえって雨漏りを悪化させる可能性があります。

3. 必要なものと選び方

  • 瓦差し替え用瓦・瓦止め金具:既存と同寸の瓦を用意。陶器瓦なら煉瓦色、スレート瓦ならパネル形状を厳密に合わせる必要があります。
  • コーキング材(変成シリコーン系):耐候・耐熱性能に優れ、伸縮性も確保されたタイプを選ぶと10年程度の耐久性が期待できます。
  • 下地防水テープ(ブチルテープ):谷部や棟板金下の小補修用に、雨水侵入を防ぐ粘着型テープが便利。
  • 長梯子・安全帯・ヘルメット:屋根作業では3点支持(三点ロック)の安全帯を必ず着用。
  • 電動ドリルドライバー+釘打ちビット:瓦止め釘や金具の固定に使用し、手打ちよりも安定した打ち込みが可能です。

4. 業者依頼と比較した節約シミュレーション

100㎡の屋根で、瓦差し替え(割れ1割、10㎡相当)とシーリング補修(20m相当)をDIYした場合と業者依頼のコスト比較:

  • 業者依頼:
    ・瓦差し替え:数万~10万円(材料+施工)
    ・コーキング打ち替え:㎡1,000円×20m=2万円
    → 合計12万円+足場代30万円=約42万円
  • DIY:
    ・瓦(10枚×600円)=6,000円
    ・瓦止め金具(10個×200円)=2,000円
    ・コーキング材(1本2,500円×2本)=5,000円
    ・ブチルテープ:1巻2,000円
    ・道具レンタル(梯子・安全帯・ドリル)=1万円
    → 合計約25,000円

結果:約42万円 → 約2.5万円と、約94%のコストダウンが可能。ただし作業時間は1~2日、リスク対策は必須です。

5. まとめ

瓦差し替えとシーリング補修など、屋根の小規模メンテナンスはDIYで驚くほどコストを抑えられます。ただし、屋根上の安全確保と防水の基本手順を厳守しないと、かえって被害が拡大するリスクがあります。大規模工事や全張替えは専門業者の技術と保証を活用しましょう。

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