ネズミ駆除・防除を自分でやるには?専門家が教える費用節約ガイド
ネズミ駆除は「放置するとかじり被害や病原菌リスクが拡大」するため迅速対応が必須。業者に頼むと10万~20万円、被害範囲が広いと30万円超になることもあります。しかし、隙間封鎖やトラップ設置はDIYで高いコスト削減が可能です。本記事では「自己解決の可否」「メリット・デメリット」「必要道具」「節約シミュレーション」を専門家目線で解説します。
1. 自己解決は可能?
DIYで対応できるのは次のステップ:
- 侵入口の封鎖:配管周り・床下通気口など、5mm以上の隙間をパテ・金具で封鎖。
- トラップ設置:粘着トラップ・スナップトラップを適所に配置。
- 毒餌(慎重設置):タイル下や屋外シェルター内の毒餌ケースで誘導。
大量発生時や広範囲の侵入経路が複雑な場合、専門業者による構造調査と薬剤施工を推奨します。
2. DIYのメリット・デメリット
メリット
- コスト大幅削減:材料費+トラップで3万~5万円程度。業者費用の70~80%を節約可。
- 自己管理の柔軟性:毎週のトラップチェックや追加封鎖を自分のペースで実施。
デメリット
- 誤設置リスク:トラップ位置や餌の選択を誤ると効果が半減。
- 安全面:毒餌の誤食やペット・子どもへの危害リスクを伴う。
- 再発防止:環境改善(清掃・食品管理)を怠ると再侵入しやすい。
3. 必要なものと選び方
- 金具・パテ:シリコンパテ+ステンレス金具で5mm以上の隙間を完全封鎖。
- 粘着トラップ:通路予想箇所に設置。粘着力の強い屋内専用タイプ。
- スナップトラップ:素早く確実に捕獲できるモデル。手袋で安全設置。
- 毒餌ケース:屋外・床下に置く専用ケース。誤食防止ロック付き。
- 手袋・マスク・消毒剤:糞尿清掃と消毒で衛生を保つ。
4. 業者依頼と比較した節約シミュレーション
一戸建ての部分封鎖+トラップ設置+清掃をDIYと業者で比較:
- 業者依頼:
・隙間封鎖(一式):5万円
・駆除・トラップ設置:8万円
・清掃・消毒:3万円
→ 合計約16万円 - DIY:
・パテ・金具:1万円
・粘着トラップ(10枚):5,000円
・スナップトラップ(5個):5,000円
・毒餌キット:5,000円
・清掃用具・消毒:3,000円
→ 合計約29,000円
結果:約16万円 → 約3万円と、約81%のコストダウンが可能です。
5. まとめ
隙間封鎖やトラップ・毒餌設置、清掃はDIYで効果的にコストを抑えられます。ただし、ホコリや糞尿の清掃、毒餌誤食リスク対策を徹底し、広範囲・大量発生時は専門業者の技術と保証を活用しましょう。




