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窓ガラスの修理は、正しい手順を踏めば自分でもできますが、破片によるケガや失敗のリスクが伴います。
特に大きな窓や特殊なガラスでは、無理をすると状況が悪化してしまうこともあります。
適切な道具や材料が揃っていないと、作業が思うように進まないということもあるでしょう。
そんなときには無理をせず、プロのガラス修理業者に依頼するのがおすすめです。
こちらのコラムでは、DIYでの修理方法や注意点、さらにプロに依頼する場合の業者選びのポイントについて解説します。
窓ガラスを自分で修理する際の注意点
窓ガラスを自分で修理する際には、いくつかの注意すべきポイントがあります。
まず、ガラスの破片で手を切ったり、ガラスやサッシの重さで腰を痛めたりといったケガのリスクです。
また、窓ガラスといっても様々な種類があります。
新しいガラスを購入する際、窓枠に合わないサイズや種類を選んでしまうと無駄な出費がかさむということもあります。
そして、DIYでは業者のように見た目や精度を完璧に仕上げるのは難しく、仕上がりの面でも注意が必要です。
これらを踏まえ、プロの力を借りるなど状況に合わせた判断が重要です。
窓ガラスの傷やひび割れを自分で修理する方法
窓ガラスの傷やひび割れは、状態によっては自分で修理や応急処置をすることができます。
以下に簡単な方法をご紹介します。
軽い傷を修理する方法
小さなひっかき傷や浅い傷なら、ガラスの強度には問題がない場合がほとんどです。
歯磨き粉や専用のリペアキットを使えば簡単に修復できます。
乾いた布に歯磨き粉をつけて傷を磨くようにこすり、濡れ布巾で拭き上げると、歯磨き粉の研磨成分で傷が目立たなくなります。
ひび割れを応急処置する方法
窓ガラスにひび割れが入った場合は、「補修テープ」「ガラス用接着剤」「ガラスフィルム」などで応急処置が可能です。
補修テープは簡単ですが修復箇所が目立つという欠点があります。
接着剤を選ぶときれいに仕上がりますが、テープに比べると作業の難易度はやや高いでしょう。
ガラスフィルムなら、補強だけでなく断熱やUVカット効果も期待できます。
ただし、これらは一時的な処置にすぎず、ひび割れにより耐久性が低下しているため、早めに交換や修理をするのがおすすめです。
窓ガラスを自分で交換する手順
窓ガラスが完全に割れてしまった場合は、新しいガラスに交換する必要があります。
交換作業は自分でもできますが、ケガを防ぐためにも、手順と注意点をよく理解した上で作業にあたりましょう。
窓をサッシごと外す
まず窓枠からサッシを取り外します。
サッシの上部には「はずれ止め」というネジ式ストッパーが付いている場合があるので、プラスドライバーで緩めてから取り外します。
サッシから割れたガラスを外す
サッシの側面にあるビスを緩め、枠を順番に外します。
枠を外したら、ゴムパッキンも取り除き、ガラスを外します。
このとき、ケガ防止のため手袋を必ず着用してください。
サッシに新しいガラスを取り付ける
新しいガラスを用意して、ゴムパッキンをガラスの四辺にしっかりと取り付けます。
次に、ガラスをサッシの下枠に差し込んで固定し、左右と上側の枠を順番に取り付けます。
最後に、ビスを締め直してガラスを完全に固定します。
サッシを窓枠に戻す
新しいガラスを取り付けたサッシを、窓枠に戻します。
サッシを上から差し込み、下側もはめて位置を整えます。
最後に「はずれ止め」を締め直して作業完了です。
作業前にメーカーのガイドブックを確認し、必ず2人以上で作業を行いましょう。
掃き出し窓など大型ガラスの場合は、さらに慎重な作業が必要になります。
窓ガラスの交換は基本的にプラスドライバー1本で進みますが、安全対策はしっかり行い、無理をせずに行うことが大切です。
窓ガラスの修理を業者に依頼するメリット
窓ガラスの修理は自力でも可能ですが、それなりの手間とリスクが伴います。
安全性や仕上がりの面など、プロの専門業者に依頼することで得られるメリットは数多くあります。
安全・安心
窓ガラスは非常に繊細で、作業中に割れてしまうと大きなケガをするリスクがあります。
また、大型のガラスは重く、持ち運びや取り付けは重労働です。
少しでも不安があれば、豊富な知識と経験を持つプロフェッショナルに任せるのが安心です。
仕上がりがきれいで早い
自分で修理を試みる場合、予期せぬミスでガラスにさらなる傷や汚れをつけてしまうこともあります。
プロによる作業は、短時間で仕上がりも素人とは一線を画します。
時間と手間を大幅に節約
窓ガラスを自分で修理する際には、新しいガラスの購入や古いガラスの処分など、作業以外も手間がかかります。
費用はかかるものの、軽減できる手間を考えれば業者に依頼する価値は十分あると言えるでしょう。
窓ガラスの修理業者の選び方
窓ガラスの交換や修理を業者に依頼する際、どの業者を選ぶかで仕上がりやトラブルの可能性が大きく変わります。ここでは、業者選びで重視すべきポイントを解説します。
料金の明確さ
料金システムが不透明な業者は避けるべきです。
多くの業者では「ガラス代」「施工費」「出張費」が基本ですが、副資材費や廃材処理費など、追加料金が発生する場合もあります。
「コミコミ価格」を提案する業者は安心感がありますが、相場を捉えた上で比較検討することが大切です。
対応の迅速さ
「即日対応」を謳う業者であっても、当日の予約状況次第で翌日以降の対応になることもあります。
また、料金が相場より高すぎないかも確認しておく必要があります。
会社の規模と信頼性
大規模な業者は対応力やアフターフォローが優れていますが、地域の小規模業者には迅速な訪問対応や親身で柔軟性の高いサービスが期待できます。
全国対応の業者の場合、実際の施工は下請け業者が行うことが多いので、自分の地域の実態と信頼できる仕組みか確認することが重要です。
アフターフォロー
ガラス交換後に大きなメンテナンスは必要ないもの、仕上がりに不備があれば対応してくれる業者を選びましょう。施工後は必ずガラスに傷や欠けがないかを確認し、不備があればその場で指摘することが大切です。
窓ガラスの修理は業者に依頼するのがおすすめ
窓ガラスの修理は、安全性や仕上がりの美しさ、そして手間の軽減を考えると業者に依頼するのが1番です。
プロに任せることで、安心して早く確実な修理ができるだけでなく、余計なトラブルを避けることができます。
大切な窓だからこそ、専門業者にお任せして安心の仕上がりを手に入れましょう。
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