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はじめに
ある日気づいたら蛇口から水がポタポタと垂れている、といった経験はありませんか。
蛇口をしっかり閉めても水が漏れるようなら、どこかに問題が発生しています。
修理を依頼したいと思っても費用が気になるという方も多いでしょう。
この記事では、蛇口の水漏れ修理にかかる費用相場を解説します。
修理を依頼する場合の注意点や、自分でできる応急処置、普段の対処法も紹介します。
水漏れ修理の全体像を把握するため、この記事の内容をぜひご確認ください。
蛇口の水漏れ修理にかかる費用の相場
蛇口の水漏れ修理にかかる費用は、以下のとおりです。
- パッキン交換:10,000円前後
- 蛇口の交換:2~5万円ほど
蛇口の水漏れ原因で最も多いのは、パッキンの劣化です。
パッキンとは蛇口のつなぎ部分にあるゴム状のパーツのことです。
蛇口には複数のパッキンが付けられており、ハンドルやパイプの根元、水栓との隙間などにパッキンがあり、水漏れや摩擦を防ぐ役割があります。
しかし、パッキンはゴム製のパーツのため、経年劣化してしまいます。
一般的に10年くらい持ちますが、蛇口を設置してからそのくらい年数が経っている場合は、パッキンの劣化で水漏れしている可能性が高いでしょう。
また、蛇口本体も経年劣化します。
毎日何度も開け閉めしているため、年々劣化するのは当然です。
蛇口の水漏れ修理では、部品代と作業料がかかります。
パッキン交換の作業料は5,000円程度で、総額10,000円以上かかるのが一般的ですが、業者によっては出張料を請求することがあります。
一方で、蛇口交換はパッキン交換より作業時間がかかるため、作業料は10,000円~20,000円程度が相場になっています。
蛇口の種類によって部品代が異なっており、蛇口の交換では高額な費用がかかる場合があります。
蛇口の水漏れ修理を業者に依頼する基準
蛇口から水漏れが起きていても、業者に依頼すべきか迷うかもしれません。
しかし、以下のケースに当てはまっているときは、迷わず業者への相談がおすすめです。
- 水が大量に漏れている
- どこで水漏れしているのかわからない
- 自分での修理に不安がある
水が大量に漏れているときは、早めに業者に修理を依頼しましょう。
元栓を閉めると水漏れは止まりますが、そのままの状態だと水道が使えません。
水が大量に漏れているということは、故障範囲が大きいことを示しており、修理しないともっと被害が大きくなる可能性があるため、早めの依頼がおすすめです。
また、自分で水漏れの箇所を確認できない場合も、業者への依頼を検討してください。
例えば、パッキンの劣化であれば、劣化している部分から水漏れが発生します。
一方で、蛇口本体が壊れてしまうと、複数の箇所から水漏れが発生し、どこが原因で水漏れが起きているのか判別することが難しくなるため、相談がおすすめです。
パッキンの劣化で水漏れが起きているようなときでも、自分で修理することに不安がある場合は、業者へ修理を依頼しましょう。
簡単な問題であっても、ネジやボルトを外す作業があるため、慣れていない人は相談がおすすめです。
蛇口の水漏れ修理を業者に依頼するときの注意点
蛇口の水漏れ修理を業者に依頼するときは、特に料金に注意が必要です。
緊急時は料金の比較ができないことを理由に、高額請求する業者もいるため、以下の点に注意しましょう。
詳しい料金を事前に確認する
蛇口の水漏れ原因が特定できないと、詳しい料金提示はできません。
しかし、業者ごとの修理費用の目安はあるため、詳しい料金を事前に聞きましょう。
蛇口の水漏れ費用の修理では、部品代・出張料・作業料がかかります。
ホームページを見ると「一律○○円」と書かれている場合は、その内訳まで詳しく聞いておくと、後で高額請求されるリスクを減らせます。
また、「出張料無料」と書かれていると魅力的ですが、詳しい料金の提示がない業者は、部品代や作業料を高額にしている可能性があるため注意してください。
高すぎるまたは安すぎる業者を避ける
蛇口の水漏れ修理費用は、作業料込みで以下の価格が目安です。
- パッキンの交換:10,000円前後
- 蛇口の交換:10,000円~20,000円ほど
上記の料金より、高すぎるまたは安すぎる業者は避けてください。
相場より高い業者は避けやすいと思いますが、安い業者はつい選択しがちです。
しかし、蛇口の水漏れ修理では、部品代・人件費は必ずかかるため、相場より安すぎる場合は、別の費用を高額にしている可能性があります。
安すぎる業者に依頼すると、別途見積り費用や、ガソリン代を請求されるかもしれません。
ホームページで価格を比較する際には、提示されている料金からは見えない部分も電話で確認すると良いでしょう。
早めに無料見積を依頼する
修理業者に依頼するときは、無料見積に対応する業者がおすすめです。
電話では詳細な料金提示は難しいため、現場を見て詳しい料金提示があると安心です。
見積りは無料とする業者が多いのですが、その他の料金がかかるか事前に確認しましょう。
無料であっても、出張費やガソリン代が別途かかる場合があります。
また、無料見積でも、修理を断った場合に出張料を請求する場合もあるため、事前の確認がおすすめです。
無料見積に対応する業者なら、早めに相談できるメリットもあります。
蛇口からの水漏れの場合、業者に修理を依頼すべきか迷っているうちに被害が大きくなることがあるため、出張料無料の業者に相談すると良いでしょう。
蛇口の水漏れを見つけたときの応急処置
業者に修理を依頼しても、すぐに駆け付けてくれるとは限りません。
その間に被害が広がらないよう、自分で簡単な応急処置をしておくと安心です。
止水栓を閉めておく
水漏れが起きたら真っ先にやりたいのが、止水栓を閉めることです。
止水栓とは、水の流れを止める部分のことで、キッチンの下などに設置されています。
ハンドルが付いているタイプと、マイナスドライバーで閉める2タイプがあります。
シンク下にある給水管にマイナスドライバーを差し込む溝がある場合、ドライバーを使って右に回して水を止めてください。
ハンドルが付いている場合はわかりやすいため、迷わないでしょう。
しかし、古い水道では個別に止水栓が付いていない場合があります。
その場合は、水道全体を止める元栓が屋内や屋外にあるので、閉めてください。
賃貸住宅の場合は管理会社に連絡する
賃貸住宅に住んでいる場合は、まず管理会社に連絡することが重要です。
住宅によっては修理業者を限定している場合があるため、注意してください。
ひいきの業者がある場合は、紹介してもらうことで早めに対処できるメリットがあります。
また、賃貸住宅で水漏れ事故が起きると、損害賠償に発展する可能性があります。
早めに連絡すれば対処法を教えてもらえる点や、被害が拡大する前に対処した証拠にもなるため、トラブルを防ぐ意味でも早めの連絡がおすすめです。
蛇口の水漏れを事前に防ぐ方法
蛇口の水漏れは、適切なメンテナンスで防げます。
水漏れが起きる前に、普段から正しい使い方を心がけましょう。
蛇口を強く閉めない
水漏れを防ごうとして蛇口を強く閉める人がいますが、逆効果です。
強く閉めるとパッキンが劣化しやすくなるため、閉めすぎないようにしましょう。
10年ごとにパッキンを交換する
水道に付いているパッキンは、10年程度で劣化してしまいます。
10年に1回程度パッキンを交換しておくと、大きな被害に発展する可能性を減らせます。
寒冷地では水抜きをする
寒冷地では、冬の寒さで水道管が凍結してしまうことがあります。
水抜き栓が設置されている場合は、寝る前に水を落としておきましょう。
特に断熱性能が低い古い住宅では、夜間に水道管が凍結し、パッキンや蛇口を早く劣化させる可能性があります。
蛇口の水漏れ修理費用の相場を知って早めの対応を心がけよう
蛇口の水漏れは放置すると水道代の増加や周辺の劣化を招き、修理費用がさらに高額になる可能性があります。
軽微なトラブルであれば、自分で修理することで費用を抑えることも可能ですが、症状が重い場合は専門の業者に依頼することが安心です。
早めに適切な対応を取ることで、余計な出費を防ぎ、快適な水回り環境を維持できます。
水漏れに気付いたら、まずは原因を確認し、状況に応じた対処を心がけましょう。
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